先日、晩御飯のあと食器洗い中の妻がボソッと一言。
「胎盤見たかったなぁ~」
自分は、出産に立ち会い、綺麗なところも汚いところもある程度見ましたが、
(※助産師さんは「ご主人は見ない方がいいわよ~」と言って、胎盤やら血やらを必死に隠してくれてましたが見えてた)妻はもちろん出産のときはそれどころではなく、気が付いたころには息子はきれいに拭いてもらった状態で横に置いてもらったので、あまり体内から出てきたというつながりが感覚として持てないそうです。
そこから出てきた感想が、
「胎盤見たかった」
だそうです。
実際に自分と息子を体内でつないでいた胎盤やへその緒を見れなかったというのは、妻にとっては少し心残りだったようです。
自分の胎盤を食べられるところもある⁉驚きのバースプラン
先日、仲の良い友人が家に遊びに来た時、その友人が妻に向かって「ねぇ!?胎盤って食べた!?」と聞いていて、知らなかった自分はかなりギョッとしたんですが、妻は「そうなのよね!食べられるっていうの聞くんだけど、必死でそれどころじゃなかったの。でも興味あるわ~」と言っていました。
「胎盤見たかった」は全然理解できるんですが、「食べる」という発想がなかったのでちょっと衝撃。
友人が帰った後に、もう一度妻に確認すると、
「うーん、今思えばすごい食べたいかと言われるとあれだけど、ほら、牛も自分の胎盤食うし!実際見たことあるし!」(※妻の実家では、妻が子供の頃牛を飼っていて出産も見たことがあるとのこと)
うん、牛と人間は違うよね。
でも、、、本当に違うのだろうか。。
自分は単純に、何か自分の許容範囲を超える「胎盤を食す」という事に対して、考えずに拒否してるだけなのではないだろうか?
それは、何故なのか?
自分は、学生時代の病院実習で手術室に入ったこともあるし、血などに対してあまり抵抗はなく、むしろ妻が命懸けで大量に出血しながら息子を生んでいるところを見たいと思っていました。
出産にある種の神秘的なイメージをもって立ち会って、想像と違う壮絶な現場を目の当たりにして倒れてしまったり、妻を女性として見られなくなる男性がいると聞きましたが、自分はそんな心配は微塵もありませんでした。
どちらかと言うと、むしろ胎盤をよく見てみたかったです。
ただ、、
「胎盤を食べたいか?」と聞かれると、ちょっと悩みます。。
それはおそらく、カニバリズム的な感じがしてしまい、
「人間(妻)の内臓的なもの」を食べる、「妻が自分の胎盤を食べる」図というのを想像するとなんだか異様な感じに思えてしまうからかもしれません。
胎盤には栄養が沢山なうえに美味しい!?
胎盤は、天然プラセンタという事で美容に言いとの声もあります。
(※美容液に入っているプラセンタも胎盤からできている)
味は、レバーのようで美味だと。。
助産院では、バースプランの一つとして産後に胎盤を食べるという事が行われているところもあるようです。
実際に、助産師さんが必死に隠そうとしつつも結構丸見えだった胎盤。
自分の感想は、
- 結構でかい
- これは体内で剥離して出血したら命に係わるのわかる
- へその緒も想像以上に太くて、これが息子に酸素と栄養を与えてたんだな
といった感じです。
生命の神秘といいますか、10か月の時をかけて妻の体内でどのようなことが起きて、息子を育てていたのかがその胎盤の大きさと血液の量を見て、
「やっぱり妊娠・出産って凄いことなんだな!」
と再認識できた気がします。
夫として、男性の一人として、出産に立ち会って出た感想はこんな陳腐なものですが、胎盤を見ることができて良かったと思っています。
でもあれなんですかね、圧倒的に血がダメな男性が多いんでしょうか、、
助産師さんが必死に出産のときに胎盤や血を自分から見えないように隠しているのが印象的でした。
本音を言うと写真を撮りたかったんですが、あまりに隠してるので言いそびれました。
もし第2子が生まれるようなことがあれば、次は妻にも胎盤が見えるように、何とか記録に残しておこうと思いました。
これから出産を控えている方で興味がある方は、バースプランに書いてみてはいかがでしょう?
(おそらく普通の医療機関では食べるのは無理でしょうけど、見ることくらいはできるかもしれません)