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米大統領 TPPの任期中承認「なお可能」
2月23日 7時35分

アメリカのオバマ大統領は、みずからの任期中にTPP=環太平洋パートナーシップ協定の発効に必要な議会の承認を取りつけることについて、「慎重に見なければならないが、なお可能だと楽観している」と述べ、議会の今後の対応に期待を示しました。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定は、今月初め、参加12か国の政府が協定文書に署名を済ませており、発効に向けて各国で承認手続きに入ることになっています。
ただ、アメリカでは、与党・民主党内にTPPで雇用が失われるという根強い反対論もあって、議会での承認手続きはことし11月の大統領選挙のあとに先送りすべきだという声が高まっています。
22日、全米各地の知事を前に演説したオバマ大統領は「TPPが雇用を産み出すことをどれだけ説明しようとも、かたくなな反対が続いている」と述べ、民主党内から多くの支持が期待できないことを認めました。
そのうえで、民主党の一部と、自由貿易を推進する野党・共和党の支持に頼る形で、年内にTPPの承認を目指す意向を示しました。
さらに、議会の承認手続きの行方について、オバマ大統領は「慎重に見なければならないが、承認はなお可能だと楽観している」と述べ、みずからの任期中に承認が得られるよう議会の今後の対応に期待を示しました。

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