【巨人】由伸監督、林家三平に胸の内語る「出て来い」1軍奪う若手
熱烈な巨人ファンの落語家、林家三平(45)が22日、巨人沖縄キャンプを訪問し、高橋由伸監督(40)の胸の内に迫った。指揮官は、前日21日の対広島オープン戦(那覇)で0―6で敗れた悔しさを思い出し「みんなに(1軍の)チャンスがある」と若手の奮起を熱望した。
穏やかな表情が一変した。三平が「戦力的にそろってきていますね?」と尋ねると、由伸監督は真っ向から否定した。
由伸監督「そうですか? 昨日も完封負けだったし…」
完敗した21日の広島戦を悔しがったのだ。たかがオープン戦…とは決して思っていない。指揮官は、胸の内を三平に語り続けた。
由伸監督「昨日の試合を見ていたら、選手はすごいチャンスがあると思わなきゃいけない。(長野、坂本ら)軸となる選手名は挙げていますが、それ以外の選手にも誰にでもチャンスがあるんです」
広島戦は、散発5安打で5併殺を喫し、0―6のオープン戦初黒星。トップバッターに起用した重信が気を吐くなど一定の成果もあったが、指揮官はもっと胸が熱くなるようなアピール合戦を期待していたのだ。そして、宮崎でキャンプを続ける2軍へメッセージを発信した。
由伸監督「もちろんチームが勝つことが大前提です。ですが、2軍にも『あんな試合をするんだったらオレが出てもいいんじゃないか』、『下で頑張ればすぐに呼んでもらえるんじゃないか』っていう選手もいると思う。(実際に1軍招集の)可能性も十分ある。みんな1軍で活躍するためにこの世界に入ってきたんだから」
1軍枠に空き 収穫がないわけではない。三平が、伸びしろを感じる選手を尋ねると、重信、岡本、和田の名前を挙げ「実績ある選手たちを脅かしてくれたら面白い」と期待を寄せた。3月25日のシーズン開幕まで、近年にないほど“1軍枠”は空いているようだ。
最後に三平が「試合をベンチから見ていると、自分でプレーしたくなりませんか?」と尋ねると否定した。
由伸監督「それが不思議とないんです。バッティングしたいとかまったく思わないんです」
三平は「由伸さんはどんどん監督の顔になってきています」と驚き、チームスローガンに引っかけて「選手はもっと“一新”不乱にやらないといけません」と訴えていた。
◆林家 三平(はやしや・さんぺい)本名・海老名泰助。1970年12月11日、東京都生まれ。45歳。「初代・三平」の次男。中大在学中の89年11月、林家こん平に入門し「いっ平」。93年11月に二つ目、2002年9月に真打ち昇進。09年3月に「2代・三平」を襲名し、同時に巨人から高座に飾る「うしろ幕」を贈られた。11年3月に女優の国分佐智子と結婚。