わが国で「性同一性障害者の性別の取り扱いに関する特例法」が制定されたのは2003年、それに伴う厚生労働省の省令も整備されて、現に性別変更手続きが開始されたのは2004年でしたが、それについての啓発活動の一環として『私が私であるために』などというテレビドラマが作られ、放映されたのは、2006年でしたっけ、いや2007年でしたっけ。
歌手の中村中なども出演して、「心の性は生まれたときの性と反対」という人がいることが、簡明にドラマ化されて説明されていました。
GID当事者の人権を主張する人々が、それを応援していました。GID学会に属する医師、法学者なども、それを応援していました。
が、一方で、「人権問題の観点からそういう人を差別しないように」との宣伝がなされている中で、性別変更を本気で目指す人々が、身体面でどういうリスクにさらされるかという現実については、ほとんど情報が行き渡っていませんでした。
私も知っていた、ある40歳前後の「GID当事者」は、2000年代初頭からネット上でホームページを作って積極的に訴え、家族(妻と子)にも無理やりそれを認めさせて、「私は心は女性」と主張して、スカートやワンピースなど完全な女性ものの服装で会社に勤務もしていましたが、2007年の初頭に、ぷっつりホームページの更新がなくなったと思ったら、まもなく、ある人から「あのかたは自殺なさいました」との情報が入ってきました。
娘さんが成長するにつれて、「ふつうのパパとママがいる家庭とわが家が違っている」ことに納得しなくなり、奥さんも本心からは納得していなかったので、家庭内でトラブルが絶えず、しかも本人は、後にわかったところでは深刻なうつ病だったとのことでした。
「女性と結婚して父親になっていながら、途中から『私は本当は心は女性だ』と言い出して、ダイエットによる女性的な体型づくりから、ホルモン摂取、ひげ脱毛などを経て、性別適合手術をめざそうとしている夫に対して「そんなわがままは父親としての自覚に欠けていて、私は裏切られた。大事なお金がそれらの行為のためにどんどん消えていって、家計が破たんする」と訴えている「GID夫をもった妻の気持ち」を開陳する少数のブログがありましたが、「私はGID当事者だ」と主張する戸籍上男性の人たちからは、嫌われていました。
今にして思えば、それらの「夫のわがままを憂える」訴えのほうに、多くの理があったと思います。
私がパンツルックながら婦人服で通勤し、ウエストをしぼって、後姿は一見「女性?」と思われるようになっていたころの、私の妻の深刻な悩み、「いつも嘘をついて陰でこそこそ何かをしている」という疑いの念など、今にして思えば逐一もっともなことでした。私は罪を告白しなければなりません。
みなさん、ほんとうに、安易なGID情報に踊らされてはいけません。
踊らされれば、心身ともにボロボロになるのです。
2003年~2007年ごろの「GID情報ブーム」は、本当に異常でした。
歌手の中村中なども出演して、「心の性は生まれたときの性と反対」という人がいることが、簡明にドラマ化されて説明されていました。
GID当事者の人権を主張する人々が、それを応援していました。GID学会に属する医師、法学者なども、それを応援していました。
が、一方で、「人権問題の観点からそういう人を差別しないように」との宣伝がなされている中で、性別変更を本気で目指す人々が、身体面でどういうリスクにさらされるかという現実については、ほとんど情報が行き渡っていませんでした。
私も知っていた、ある40歳前後の「GID当事者」は、2000年代初頭からネット上でホームページを作って積極的に訴え、家族(妻と子)にも無理やりそれを認めさせて、「私は心は女性」と主張して、スカートやワンピースなど完全な女性ものの服装で会社に勤務もしていましたが、2007年の初頭に、ぷっつりホームページの更新がなくなったと思ったら、まもなく、ある人から「あのかたは自殺なさいました」との情報が入ってきました。
娘さんが成長するにつれて、「ふつうのパパとママがいる家庭とわが家が違っている」ことに納得しなくなり、奥さんも本心からは納得していなかったので、家庭内でトラブルが絶えず、しかも本人は、後にわかったところでは深刻なうつ病だったとのことでした。
「女性と結婚して父親になっていながら、途中から『私は本当は心は女性だ』と言い出して、ダイエットによる女性的な体型づくりから、ホルモン摂取、ひげ脱毛などを経て、性別適合手術をめざそうとしている夫に対して「そんなわがままは父親としての自覚に欠けていて、私は裏切られた。大事なお金がそれらの行為のためにどんどん消えていって、家計が破たんする」と訴えている「GID夫をもった妻の気持ち」を開陳する少数のブログがありましたが、「私はGID当事者だ」と主張する戸籍上男性の人たちからは、嫌われていました。
今にして思えば、それらの「夫のわがままを憂える」訴えのほうに、多くの理があったと思います。
私がパンツルックながら婦人服で通勤し、ウエストをしぼって、後姿は一見「女性?」と思われるようになっていたころの、私の妻の深刻な悩み、「いつも嘘をついて陰でこそこそ何かをしている」という疑いの念など、今にして思えば逐一もっともなことでした。私は罪を告白しなければなりません。
みなさん、ほんとうに、安易なGID情報に踊らされてはいけません。
踊らされれば、心身ともにボロボロになるのです。
2003年~2007年ごろの「GID情報ブーム」は、本当に異常でした。
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