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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

広告単価高騰の恐れ。Google、右側のリスティング広告を廃止へ

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海外のSEO/SEM情報サイト「Search Engine Land」によると、GoogleがPCサイトの検索結果画面に表示されるリスティング広告について、従来右側にも広告が表示されていたものを廃止すると報じています。

google-search

2月22~23日にかけて完全移行

現在、リスティング広告は、検索結果の上位に3個、右側に8個表示されていますが、新しいデザインは上位に4個表示されるのみになり、5個目の広告は検索結果の2ページ目か、もしくは検索結果下部に表示される場合もあるそうです。

この変更は、PCサイトとモバイルサイトの検索結果画面を統一する「モバイルファースト」の方針を受けての変更と見られています。これらの変更は、世界規模でロールアウトされ、2月の22日から23日にかけて新しい画面へと完全移行されると言われています。

商品リスト広告(PLA広告)やナレッジパネルについては、引き続き検索結果の右側に表示されますが、それ以外のものは表示されない予定です。

例えば現在、「ノートパソコン」で検索すると、リスティング広告のほかにPLA広告が表示されますが、今後はリスティング広告が左側のみ表示されることになります。

google-listing01

リスティング広告のクリック率は?

ちなみに、リスティング広告のクリック率は何位に入ると、平均何%クリックされるものなのでしょうか?海外&国内SEO情報で紹介された記事によると、2012年、SEO in Philadelphiaが自然検索(2,069キーワード)とリスティング広告(10,983キーワード)のクリック率について調査したところ、以下のような結果となりました。

順位 自然検索のクリック率 リスティング広告のクリック率
1位 15.08% 4.54%
2位 10.26% 1.79%
3位 7.32% 1.51%
4位 4.94% 1.17%
5位 4.95% 0.93%
6位 2.21% 0.77%
7位 2.04% 0.68%
8位 2.39% 0.54%
9位 1.45% 0.51%
10位 1.84% 0.57%

この結果を見る限り、1位から4位までのリスティング広告は1%以上クリックされていますが、5位以下の広告については2ページ目や画面下に表示されることになるため、上記のクリック率より減少する恐れがあります。

そのことによって、リスティング広告に力を入れている企業は、4位以上に表示されないと期待したクリック率に達しないこととなるため、入札単価が高騰する恐れがあります。