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中学校の英語学習 フィリピンに注目
2月23日 7時29分

中学校の英語学習 フィリピンに注目
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全国の中学校で生徒たちの英語を「話す」力をどう伸ばすか模索が続くなか、一部の私立中学校では、英語が公用語のフィリピンの英会話学校と提携して、インターネットを通じた英会話のレッスンや現地に留学するプログラムを導入する動きが相次いでいて、新たな取り組みとして注目されています。
文部科学省は、平成29年度までに、中学校を卒業した時点で英検3級程度以上の力を身につけた生徒の割合を、現在の30%台から50%にすることを目標にしていて、「聞く・話す・読む・書く」の4つの能力のなかで、特に、学習の機会が少ない「話す」力をどう高めるかが課題とされています。
こうしたなか、一部の私立中学校では、英語が公用語のフィリピンにある英会話学校と提携して、新たな取り組みを始めています。
東京・中野区の私立中学校では、フィリピン中部のセブ島にある英会話学校とインターネットで結び、生徒と講師が1対1で英会話のレッスンを行う授業をことし4月から導入する予定で、今月16日には、1年生40人が試験的にレッスンを受けました。
この「オンライン・レッスン」は、欧米の講師による同じようなサービスに比べて費用が安く、大人数で行う学校の授業よりも一人一人が英語を話す時間を大幅に増やすことができるのが特徴です。
生徒たちは、教室でマイクが付いたヘッドホンをつけ、1人に1台ずつ渡されたタブレット端末の画面に映るフィリピン人の講師からあいさつの際の表現や正確な発音のしかたなどを教わりました。
一方、生徒がフィリピンに短期留学して「話す」レッスンを集中的に受けるというプログラムを始めた学校もあります。
京都府宇治市にある私立中学校では、2年生30人が、今月7日から1週間、セブ島の英会話学校に留学し、1対1の個人レッスンを中心に毎日8時間、英会話を学びました。
生徒を引率した中島和也教諭は「英語を話す力が求められているなかで、子どもたちが英語を話す気持ちを育てるいい機会になりました」と話していました。

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