仕事を終えて帰ってきたら…前回のブログで問いかけた「本当の少子化の原因」についてのたくさんのご意見を頂戴していました。本当にありがとうございます。ものすごい数のコメント数・・・しかも!
恐ろしいほどのレベルの高さ!
私も結構取材してきましたし、もう10年以上前から少子化には警鐘を鳴らし続けてきましたし、それなりの知識はあるつもりだったのですが…
コメント読んでるだけで勉強になるんですけど(泣)!
もうね…感謝・感謝です。
そうなんです。今まで、日本の「少子化対策」って悲しいことですが、完全に間違った方向に行っていたんです。そう判断できる理由をこれからご説明しますね。
まず、こちらのグラフをご覧ください。

日本、本当に少子化ですよね。情けない話ですが、押し寄せる少子化の波に全く抵抗できていない様子がよく分かりますね。そうです。日本は「少子化」なのです。これはもう皆さんご存知ですよね。
政府が「少子化」を意識し、対応策を講じ始めたのがもう20年以上前のことになります。当たり前ですよね。少子化は国の経済に大きなダメージを与えます。以前も言いましたが、子供一人が生まれれば、GDPを2億円押し上げる効果があるという研究結果も出されています。そんな子供を産まないのです。経済的にも労働力的にも大ダメージです。そして
当然、生活保障は失われます。
当然、良好な治安状況は失われます。
当然、今まで当たり前だと思っていた全てが出来なくなってきます。
景気が悪くなると、町から笑顔が消えます。町から活気が消えます町からお金が消えていきます。高齢者が増えると町に苦情やネガティブなワードがあふれるという研究結果も出ています。
子供がいなくなるって、国を亡ぼすってことなんです。
なので、世界中で懸命な少子化対策が講じられているわけですね。大事なことなのでもう一度言います。「少子化は国を亡ぼす人工形態」なのです。今、日本は何が何でも少子化を食い止めなければいけないのです。それをどうか忘れないでください。
では、1990年代初頭から国が行ってきた「少子化対策」の正体って一体何なのでしょう?
・保育園を増設しよう!
皆さん、よく聞きますよね?待機児童がすべて悪いんだ!みたいな。政府、懸命に保育所を作っていますが、果たして少子化は改善したでしょうか?
・夫の家事と育児の参加を増やそう!
イクメン、イクメンって叫んでるあれですね。夫の育児参加が増えれば少子化対策になるんです~って呪文みたいに叫んでる人たち、けっこういるでしょ?
・お金がないんです!
お金さえあれば、子供も作るのに~っていう声、多数ありますよね。ま、これに関しては国は全く何も対策出来ていないですよね。そうです。ここ15年ほど、私たちの可処分所得(実際に使えるお金)は下がり続けています。
保育園は少子化対策には全くなりません
まず、保育園から見ていきましょう
少子化対策になる、なる、と叫ばれ続けている保育所の増設。結論から言います。
完全にウソです。
保育所作れば少子化対策になる?少子化対策ってそんな楽なものではありません。その程度で少子化に歯止めがかかるなら世界中でやってます。そんなの、世界では「全く意味がない」ととっくの昔に証明されているんです。日本ばかりがいまだにこんな幼稚で稚拙なことを言い続ける変な人たちがいるのです。私は彼らを日本のガン細胞だと思っています。
保育所に関しては、以前、そういう変な人たちを完全に論破したコラムがありますのでこちらを読んでおいてください。多数の同意の声を頂き、Facebookを通じ、ブロゴスやスポットライトで拡散され続け、今では合計6万を超える「いいね」を頂いた記事ですね。そうです。みんな、こっそり分かってたことですね。
「保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソ 」
でも、面倒くさいことが多いから声を大にして言えなかっただけでしょ?
世界で、「少子化対策になるから」保育所作るぞ~なんて言ってる国、私が取材した中ではありえません。
保育所の数と少子化は…一切リンクしていません。
上記した記事内では、私の取材したアメリカニューヨークの例を挙げていますが、もっと身近で日本国内でもよく分かる例がありますよね。そうです。横浜と沖縄です
横浜は女性の市長になり、圧倒的に「待機児童対策」に力を入れました。その結果、少子化、止まったと思います?全然結果に繋がっていないんです。
平成21年→1.27
平成22年→1.30
平成23年→1.28
平成24年→1.31
平成25年→1.31
これはなぜでしょう?簡単です。ウソなんです。そんなの。
横浜は平成22年に1552人もの待機児童がいました。それを、懸命な努力で平成25年にはなんと0人にしています!全国的に見て、素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
しかし、全く効果は上がっていないですよね?
保育所がぁぁぁとか叫んでるバカたち、これをどう説明するのでしょうか?
ちなみに、日本で最も少子化ではない県、出生率1.8を誇る沖縄は日本全国でワースト2位の「待機児童問題県」です。
もう一度言います。
「保育所を作ろう~」
「待機児度を減らせば少子化に効果があります~」
って言ってる人、みんなウソつきか勉強不足の人間です。無視してください。こんなの、世界でちゃんと取材してれば常識の範囲です。
「イクメンを増やせば少子化対策になります」という大ウソ
次に、自民党が輩出した史上最低議員である宮崎健介の一連の売名行為を受けて、やたら勘違いした議論が盛り上がっていて
「イクメンはいい」
とか、中には恥ずかしげもなく
「イクメンを増やせば、絶対に少子化にいい効果があるんです」
とか書き込んでいる頭スッカスカの人がいるんですけれど、全部無視してください。イクメンで少子化対策にはなりません。これも1ミリもリンクしません。
例えば、この右側の表を見てみてください。

北欧を除き、ヨーロッパでもっとも代表的な『超イクメン国』と言えば、有名なのは「ドイツ」です。こんなの、はっきり言って常識の範囲です。ドイツ人男性、バカみたいに子供好きです。NYに住んでたドイツ人も、バカなんじゃない?ってくらい子供好きでした。
フランスなどよりも、ずっと子育てに時間を使っていることが分かりますよね。ドイツ人男性は家事や育児に3時間以上使っていることが分かります。
…しかし…こうしてみると…日本…ひどいね…まぁ、話がそれるから今回は置いとくけど…。
で、そのドイツの出生率です。はい。こちらのグラフが分かりやすいですね。

超少子化ですけど?(出生率1.36)
名前を出したげると可哀想だから言わないけれど、ヤフーとかで懸命に宮崎健介を押しまくってたバカな自称「識者」がいるみたいだけれど、そいつら、これに対してどう説明してくれるのか、ある意味楽しみです。「イクメンは少子化対策として有効なのですぅぅぅ」とか書いてたけど。解説できるのならね。
夫が家事・育児に参加するのは当たり前ですし、当然です。『いいこと』なのではなく、当たり前のことです。でも…
少子化とはリンクしません。
ちなみに、日本でも、ここ20年、夫の育児参加は劇的に増えているのです。…え?これで(涙)?って苦言はおいといて、日本でも劇的にイクメンが増えています。
が、日本の少子化はもう先に提示した通りです。そうです。全く少子化は改善されていないですよね?
保育所を増やそう、とか
イクメンを増やそう、とか…
全部、少子化とは全くリンクしないのです。そんなくだらないことで「国にとっての致命的な問題」である「少子化」は改善できないのです。では、なぜこんなウソが叫ばれまくるのか?
次回、その裏に隠された大ウソの真実を解き明かして見せます。
ま、それらのヒントこそ、宮崎健介なんですけどね。政治の勉強を多少してないと分かりませんけど。
【※追記】
今回、スポットライトさんでもお世話になっているサイバーエージェントさんが、緊急的に「私の番組」をアメーバFRESH さんでやってくださることが決定しました!
ずばり、メインテーマは「少子化問題」です!
お寄せいただいたコメントなども番組内で使わせていただきます。しかも、双方向で出来ると聞いています。
こちらが番組URLです。
https://amebafresh.tv/hasegawayutaka/6487
明後日木曜日、夜の23時から生放送です!宜しければ、みんなで一緒に考えましょう!
恐ろしいほどのレベルの高さ!
私も結構取材してきましたし、もう10年以上前から少子化には警鐘を鳴らし続けてきましたし、それなりの知識はあるつもりだったのですが…
コメント読んでるだけで勉強になるんですけど(泣)!
もうね…感謝・感謝です。
そうなんです。今まで、日本の「少子化対策」って悲しいことですが、完全に間違った方向に行っていたんです。そう判断できる理由をこれからご説明しますね。
まず、こちらのグラフをご覧ください。
日本、本当に少子化ですよね。情けない話ですが、押し寄せる少子化の波に全く抵抗できていない様子がよく分かりますね。そうです。日本は「少子化」なのです。これはもう皆さんご存知ですよね。
政府が「少子化」を意識し、対応策を講じ始めたのがもう20年以上前のことになります。当たり前ですよね。少子化は国の経済に大きなダメージを与えます。以前も言いましたが、子供一人が生まれれば、GDPを2億円押し上げる効果があるという研究結果も出されています。そんな子供を産まないのです。経済的にも労働力的にも大ダメージです。そして
当然、生活保障は失われます。
当然、良好な治安状況は失われます。
当然、今まで当たり前だと思っていた全てが出来なくなってきます。
景気が悪くなると、町から笑顔が消えます。町から活気が消えます町からお金が消えていきます。高齢者が増えると町に苦情やネガティブなワードがあふれるという研究結果も出ています。
子供がいなくなるって、国を亡ぼすってことなんです。
なので、世界中で懸命な少子化対策が講じられているわけですね。大事なことなのでもう一度言います。「少子化は国を亡ぼす人工形態」なのです。今、日本は何が何でも少子化を食い止めなければいけないのです。それをどうか忘れないでください。
では、1990年代初頭から国が行ってきた「少子化対策」の正体って一体何なのでしょう?
・保育園を増設しよう!
皆さん、よく聞きますよね?待機児童がすべて悪いんだ!みたいな。政府、懸命に保育所を作っていますが、果たして少子化は改善したでしょうか?
・夫の家事と育児の参加を増やそう!
イクメン、イクメンって叫んでるあれですね。夫の育児参加が増えれば少子化対策になるんです~って呪文みたいに叫んでる人たち、けっこういるでしょ?
・お金がないんです!
お金さえあれば、子供も作るのに~っていう声、多数ありますよね。ま、これに関しては国は全く何も対策出来ていないですよね。そうです。ここ15年ほど、私たちの可処分所得(実際に使えるお金)は下がり続けています。
保育園は少子化対策には全くなりません
まず、保育園から見ていきましょう
少子化対策になる、なる、と叫ばれ続けている保育所の増設。結論から言います。
完全にウソです。
保育所作れば少子化対策になる?少子化対策ってそんな楽なものではありません。その程度で少子化に歯止めがかかるなら世界中でやってます。そんなの、世界では「全く意味がない」ととっくの昔に証明されているんです。日本ばかりがいまだにこんな幼稚で稚拙なことを言い続ける変な人たちがいるのです。私は彼らを日本のガン細胞だと思っています。
保育所に関しては、以前、そういう変な人たちを完全に論破したコラムがありますのでこちらを読んでおいてください。多数の同意の声を頂き、Facebookを通じ、ブロゴスやスポットライトで拡散され続け、今では合計6万を超える「いいね」を頂いた記事ですね。そうです。みんな、こっそり分かってたことですね。
「保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソ 」
でも、面倒くさいことが多いから声を大にして言えなかっただけでしょ?
世界で、「少子化対策になるから」保育所作るぞ~なんて言ってる国、私が取材した中ではありえません。
保育所の数と少子化は…一切リンクしていません。
上記した記事内では、私の取材したアメリカニューヨークの例を挙げていますが、もっと身近で日本国内でもよく分かる例がありますよね。そうです。横浜と沖縄です
横浜は女性の市長になり、圧倒的に「待機児童対策」に力を入れました。その結果、少子化、止まったと思います?全然結果に繋がっていないんです。
平成21年→1.27
平成22年→1.30
平成23年→1.28
平成24年→1.31
平成25年→1.31
これはなぜでしょう?簡単です。ウソなんです。そんなの。
横浜は平成22年に1552人もの待機児童がいました。それを、懸命な努力で平成25年にはなんと0人にしています!全国的に見て、素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
しかし、全く効果は上がっていないですよね?
保育所がぁぁぁとか叫んでるバカたち、これをどう説明するのでしょうか?
ちなみに、日本で最も少子化ではない県、出生率1.8を誇る沖縄は日本全国でワースト2位の「待機児童問題県」です。
もう一度言います。
「保育所を作ろう~」
「待機児度を減らせば少子化に効果があります~」
って言ってる人、みんなウソつきか勉強不足の人間です。無視してください。こんなの、世界でちゃんと取材してれば常識の範囲です。
「イクメンを増やせば少子化対策になります」という大ウソ
次に、自民党が輩出した史上最低議員である宮崎健介の一連の売名行為を受けて、やたら勘違いした議論が盛り上がっていて
「イクメンはいい」
とか、中には恥ずかしげもなく
「イクメンを増やせば、絶対に少子化にいい効果があるんです」
とか書き込んでいる頭スッカスカの人がいるんですけれど、全部無視してください。イクメンで少子化対策にはなりません。これも1ミリもリンクしません。
例えば、この右側の表を見てみてください。
北欧を除き、ヨーロッパでもっとも代表的な『超イクメン国』と言えば、有名なのは「ドイツ」です。こんなの、はっきり言って常識の範囲です。ドイツ人男性、バカみたいに子供好きです。NYに住んでたドイツ人も、バカなんじゃない?ってくらい子供好きでした。
フランスなどよりも、ずっと子育てに時間を使っていることが分かりますよね。ドイツ人男性は家事や育児に3時間以上使っていることが分かります。
…しかし…こうしてみると…日本…ひどいね…まぁ、話がそれるから今回は置いとくけど…。
で、そのドイツの出生率です。はい。こちらのグラフが分かりやすいですね。
超少子化ですけど?(出生率1.36)
名前を出したげると可哀想だから言わないけれど、ヤフーとかで懸命に宮崎健介を押しまくってたバカな自称「識者」がいるみたいだけれど、そいつら、これに対してどう説明してくれるのか、ある意味楽しみです。「イクメンは少子化対策として有効なのですぅぅぅ」とか書いてたけど。解説できるのならね。
夫が家事・育児に参加するのは当たり前ですし、当然です。『いいこと』なのではなく、当たり前のことです。でも…
少子化とはリンクしません。
ちなみに、日本でも、ここ20年、夫の育児参加は劇的に増えているのです。…え?これで(涙)?って苦言はおいといて、日本でも劇的にイクメンが増えています。
が、日本の少子化はもう先に提示した通りです。そうです。全く少子化は改善されていないですよね?
保育所を増やそう、とか
イクメンを増やそう、とか…
全部、少子化とは全くリンクしないのです。そんなくだらないことで「国にとっての致命的な問題」である「少子化」は改善できないのです。では、なぜこんなウソが叫ばれまくるのか?
次回、その裏に隠された大ウソの真実を解き明かして見せます。
ま、それらのヒントこそ、宮崎健介なんですけどね。政治の勉強を多少してないと分かりませんけど。
【※追記】
今回、スポットライトさんでもお世話になっているサイバーエージェントさんが、緊急的に「私の番組」をアメーバFRESH さんでやってくださることが決定しました!
ずばり、メインテーマは「少子化問題」です!
お寄せいただいたコメントなども番組内で使わせていただきます。しかも、双方向で出来ると聞いています。
こちらが番組URLです。
https://amebafresh.tv/hasegawayutaka/6487
明後日木曜日、夜の23時から生放送です!宜しければ、みんなで一緒に考えましょう!
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