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西表島 国立公園の範囲 全域に拡大へ
2月23日 5時44分

サンゴ礁やマングローブ林など亜熱帯の自然が広がる「西表石垣国立公園」について、環境省は、西表島での国立公園の範囲を島の全域に拡大し、絶滅のおそれが高いイリオモテヤマネコなどの保護を強化する方針を固めました。
「西表石垣国立公園」は、石垣島や西表島のそれぞれ一部などで構成される日本最南端の国立公園で、このうち西表島では、現在、島の3分の1余りが国立公園に指定されています。
政府は、西表島を含む琉球諸島と奄美群島について、早ければ再来年、ユネスコの世界自然遺産に登録することを目指していますが、ユネスコは登録の条件として自然保護対策をさらに強化するよう求めています。
このため環境省は、西表島での国立公園の範囲を島の全域に拡大し、全島に生息し、絶滅のおそれが高いイリオモテヤマネコなどの保護を強化する方針を固めました。環境省は、国立公園を全域に拡大するとともに、国立公園で最も規制が厳しく、原則としてすべての動植物の採取が禁止される「特別保護地区」を現在の1800ヘクタールから4600ヘクタールに拡大し、新たに島の半分を原則として建物が建てられない「第一種特別地域」に指定する方針です。
環境省は23日に開かれる審議会でこの方針を示すことにしていて、国立公園の拡大により世界自然遺産への登録に弾みをつけたい考えです。

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