ニュース詳細
ミャンマー 38年ぶり 日本人戦没者の遺骨調査へ2月23日 4時03分
k10010418511_201602230515_201602230522.mp4
太平洋戦争中、旧日本軍の「インパール作戦」の激戦地となったミャンマーの山岳地帯で、日本政府が24日から38年ぶりに戦没者の遺骨の調査と収集を行うことになり、調査団が22日、ミャンマーに到着しました。
太平洋戦争中、最も過酷な戦いの1つだった「インパール作戦」は、1944年、旧日本軍がインド北東部の攻略を目指したもので、隣国のミャンマーでは、イギリス軍との戦闘で13万人を超える日本兵が戦死し、いまもおよそ4万5000人の遺骨が現地に残されているとみられています。
その「インパール作戦」の激戦地となった場所で、少数民族が多く暮らすミャンマー西部・チン州の山岳地帯で戦没者の遺骨の調査と収集を行うため、22日、日本政府の調査団がヤンゴン国際空港に到着しました。
厚生労働省の職員3人からなる調査団は、24日から5日間、少数民族がすでに掘り出した遺骨の鑑定を行うとともに、現地の情報に基づいて遺骨の収集を進める予定です。
ミャンマーでは長年、政府軍と少数民族の戦闘が続いていたため、日本政府の調査団が現地に入ることはできませんでしたが、去年、一部で停戦が成立したことを受けて、38年ぶりに実現しました。
調査団の団長を務める厚生労働省の片山和宏事業専門官は「これまで入れなかった少数民族の地域では、限られた時間をフルに活用して1柱でも多くの遺骨を持ち帰りたい」と話していました。
その「インパール作戦」の激戦地となった場所で、少数民族が多く暮らすミャンマー西部・チン州の山岳地帯で戦没者の遺骨の調査と収集を行うため、22日、日本政府の調査団がヤンゴン国際空港に到着しました。
厚生労働省の職員3人からなる調査団は、24日から5日間、少数民族がすでに掘り出した遺骨の鑑定を行うとともに、現地の情報に基づいて遺骨の収集を進める予定です。
ミャンマーでは長年、政府軍と少数民族の戦闘が続いていたため、日本政府の調査団が現地に入ることはできませんでしたが、去年、一部で停戦が成立したことを受けて、38年ぶりに実現しました。
調査団の団長を務める厚生労働省の片山和宏事業専門官は「これまで入れなかった少数民族の地域では、限られた時間をフルに活用して1柱でも多くの遺骨を持ち帰りたい」と話していました。