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“日中関係 再び悪化”政府内で見方広がる2月23日 5時26分
日本と中国の関係について、政府内では、先に首脳間で合意した閣僚級の会合がいまだに再開されないことなどから、「関係は再び悪化しており、当面、関係改善は見通せない」という見方が広がっています。
日中関係を巡っては、おととし11月の首脳会談以降、安全保障や経済などさまざまな分野で事務レベルを中心に対話が再開し、政府はこれまで「改善基調にある」という認識を示してきました。
しかし、外務省関係者によりますと、両首脳がことしの早い時期の再開で合意した閣僚による「日中ハイレベル経済対話」の日程が決まらないうえ、ことし初めに岸田外務大臣が意欲を示した、春ごろに中国を訪問するという提案にも回答はないということです。さらに、北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて働きかけた電話による外相会談にも応じないということです。
外務省関係者は「南シナ海での海洋進出を巡る問題で日本がアメリカとともにけん制を強めており、少なくとも来月開かれる中国の全人代=全国人民代表大会が終わるまで前進は期待できない」と述べています。
外務省は、中国側の求めに応じて、来週にも外務次官級の協議を日本で開催する構えですが、政府内では「日中関係は再び悪化しており、当面、関係改善は見通せない」という見方が広がっています。
しかし、外務省関係者によりますと、両首脳がことしの早い時期の再開で合意した閣僚による「日中ハイレベル経済対話」の日程が決まらないうえ、ことし初めに岸田外務大臣が意欲を示した、春ごろに中国を訪問するという提案にも回答はないということです。さらに、北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて働きかけた電話による外相会談にも応じないということです。
外務省関係者は「南シナ海での海洋進出を巡る問題で日本がアメリカとともにけん制を強めており、少なくとも来月開かれる中国の全人代=全国人民代表大会が終わるまで前進は期待できない」と述べています。
外務省は、中国側の求めに応じて、来週にも外務次官級の協議を日本で開催する構えですが、政府内では「日中関係は再び悪化しており、当面、関係改善は見通せない」という見方が広がっています。