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 2020年東京五輪・パラリンピックの新しいエンブレムを選び直す大会組織委員会のエンブレム委員会(委員長=宮田亮平・東京芸大学長)は22日、春ごろに公開を予定する数点の最終候補作品について、国民からの意見を募る方法を決め、発表した。候補作は現在4作品に絞り込まれており、国内外の商標調査を通過した数点を公開する。

 公開は、大会組織委の公式サイトに専用ページを設けて実施する。コメントしたい作品について、「スポーツの力」「日本らしさ・東京らしさ」「世界の平和」「自己ベスト・一生懸命」「一体感・インクルージョン」「革新性と未来志向」「復興・立ち上がる力」の七つのキーワードのどの印象を強く受けるかを選択し、作品への意見を150字以内で自由に記してもらう。はがきでも受けつける。募集期間は10日程度を予定する。

 寄せられた意見は1人1票が担保されないため、各作品への意見数は公表せず、エンブレム委の審議になかった評価や視点を参考にして最終審査に反映させる。選考過程が不透明だと指摘された旧エンブレムの反省を生かし、新しく選ぶエンブレムは大会組織委の理事会が承認する。