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太陽光発電 買い取り価格 4年連続引き下げへ
2月22日 23時00分

太陽光で発電した電気を大手電力会社が買い取る価格が新年度から4年連続で引き下げられることになり、経済産業省は、コストが高い発電事業者の参入を抑えることで国民の負担の軽減につなげたいとしています。
再生可能エネルギーで発電された電気は、大手電力会社がいったん買い取ったうえで電気料金に上乗せされる仕組みで、特に太陽光発電に参入する事業者が増えた結果、国民の負担が増える事態になっています。
買い取り価格を毎年見直している経済産業省の有識者会議は、新年度の価格について検討し、22日に見直し案を了承しました。
それによりますと、太陽光発電の新規事業者の買い取り価格は、1キロワットアワー当たり3円引き下げて24円にするとしています。一方、住宅の屋根などで太陽光発電を行う家庭からの買い取り価格は、2円引き下げて、地域ごとに31円から33円にするとしています。
理由について、経済産業省は、太陽電池パネルなど設備の設置の費用が下がったためとしており、太陽光発電の買い取り価格が引き下げられるのはいずれも4年連続となります。
経済産業省は、買い取り価格の引き下げによって、コストが高い発電事業者の新たな参入を抑えたいとしています。
また、これに合わせて、大手電力会社が電気を買い取る際に新たに入札を設けるなど制度の大幅な見直しも進めていて、国民の負担を軽減する一方で再生可能エネルギーの普及をどう進めていくかが課題となっています。

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