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米・ASEAN首脳会議 中国念頭に連携強化
2月17日 4時07分

米・ASEAN首脳会議 中国念頭に連携強化
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アメリカとASEAN=東南アジア諸国連合の加盟国による首脳会議は、2日目の16日、海洋の安全保障について議論が交わされていて、オバマ大統領としては南シナ海で海洋進出を活発化させている中国も念頭に各国との連携の強化を図りたい考えです。
アメリカとASEAN加盟10か国による首脳会議はカリフォルニア州にある保養施設、サニーランズで開かれています。
2日目の16日は南シナ海で中国が人工島を造成し海洋進出を活発化させていることを念頭に、海洋の安全保障を巡る取り組みなどについて意見が交わされています。
オバマ大統領は初日の会議で「航行の自由を含む、われわれが共有するルールを前進させることができる」と述べて、南シナ海で中国が影響力を強めようとするなか、国際的な規律や国際法を重視するアメリカの姿勢を強調しました。アメリカ政府は、中国が造成した人工島の周辺に海軍の艦艇を派遣するなど中国をけん制する姿勢を強めていて、会議のあとに発表される共同文書には、航行の自由の重要性などについて盛り込みたい考えです。
ただ、ASEAN各国の中には中国に配慮し慎重な立場を示している国もあるとされ、オバマ大統領としては、各国との議論を深め連携の強化を図りたい考えです。

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