全国各地で高校生が一斉に安保法制に反対の声を上げた21日、仙台市青葉区でも高校生グループ「T―ns(ティーンズ) SOWL(ソウル)」の東北メンバーが集会を催し、デモを引っ張った。大学生や大人も加わり、約200人(主催者発表)が「戦争反対」「せんそぉっ、はんたいっ」「民主主義ってこれだ!」などと太鼓に合わせて、にぎやかに訴えながら繁華街を歩いた。

 国分町の公園で開いた集会の最初にマイクを持ったのは仙台市の高校1年生、せいなさん(16)。「憲法に違反している安保法制は、いつまでも憲法違反。正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると声をあげ続けたい」と訴えた。

 インターネットを通じて知り合った「T―ns SOWL」の東京のメンバーに誘われて活動を始めた。東北でも昨年から仲間ができ始め、今は級友やツイッターの呼びかけに応じた県内外の12人で活動する。学生団体の「SEALDs TOHOKU(シールズ東北)」などに協力してもらいながら準備を進め、この日がグループとしての初めての街頭活動だった。