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ボリビア 大統領連続3選の是非問う国民投票
2月22日 14時51分

ボリビア 大統領連続3選の是非問う国民投票
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反米左派政権の南米ボリビアで21日、大統領の連続3選の是非を問う国民投票が行われ、南米で左派勢力が相次いで選挙で敗れるなか、ボリビアでは、左派が長期政権に向かうのか注目されます。
ボリビアで行われた国民投票は、大統領と副大統領の連続3選を可能にする憲法改正案の是非を問うものです。
ボリビアでは、貧困層が多い先住民出身で反米左派のモラーレス大統領が、2006年に就任したあと新しい憲法を制定し、2009年に続き去年、3回目の当選を果たしました。しかし、大統領の当選回数は、「新憲法で行った選挙で数える」としたことから、モラーレス大統領は、現在「2選」だとしています。さらに今回、国民投票で、憲法改正案が認められれば、次の2019年の大統領選挙に立候補する意向も示しています。
モラーレス大統領は、これまで天然ガスなどの輸出で得た収入を国民に還元する社会主義的な政策で安定した支持を保っていましたが、今月、自身のスキャンダルなどが報じられ求心力の低下が指摘されています。今回の国民投票は、モラーレス大統領の長期政権への賛否を問うものと受け止められていますが、公式な発表はないものの複数の地元メディアは出口調査の結果、憲法改正案は否決されると伝えています。
南米では、去年からことしにかけて、アルゼンチンとベネズエラで左派勢力が相次いで選挙で敗れているおり、ボリビアで、左派が長期政権に向かうのか注目されます。

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