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米とASEANの首脳会議始まる2月16日 10時45分
アメリカのオバマ大統領がASEAN=東南アジア諸国連合の首脳を招いて開く初めての首脳会議が、アメリカ西部カリフォルニア州で始まり、海洋進出を活発化させている中国も念頭に、海洋の安全保障や、経済協力などについて話し合われる予定です。
オバマ大統領がASEAN加盟国をアメリカに招いて開く首脳会議は、日本時間の16日午前9時ごろから、西部カリフォルニア州にある保養施設サニーランズで始まりました。
冒頭でオバマ大統領は「21世紀においてアジア太平洋ほど可能性に満ちた地域はない」と述べ、経済や安全保障の分野で連携を強化する姿勢を改めて強調しました。
2日間にわたって開かれる会議では、南シナ海で人工島の造成を進めている中国も念頭に、航行の自由の重要性や国際法に基づいた領有権問題の解決について意見が交わされるほか、アメリカが主導するTPP=環太平洋パートナーシップ協定などを通じた経済分野での交流の拡大についても話し合われる予定です。
会議に先立ち、アメリカのライス大統領補佐官は記者会見し、南シナ海の問題が中心議題の1つになるとしたうえで、「法に基づいた平和的な解決を求めていく」と述べて、ASEAN側に連携を求めました。
オバマ大統領は東南アジアで中国が影響力を拡大させるなか、就任直後からアジア重視政策を打ち出し、この地域への関与に力を入れており、今回の会議を通じて中国をけん制するねらいがあるものとみられます。
冒頭でオバマ大統領は「21世紀においてアジア太平洋ほど可能性に満ちた地域はない」と述べ、経済や安全保障の分野で連携を強化する姿勢を改めて強調しました。
2日間にわたって開かれる会議では、南シナ海で人工島の造成を進めている中国も念頭に、航行の自由の重要性や国際法に基づいた領有権問題の解決について意見が交わされるほか、アメリカが主導するTPP=環太平洋パートナーシップ協定などを通じた経済分野での交流の拡大についても話し合われる予定です。
会議に先立ち、アメリカのライス大統領補佐官は記者会見し、南シナ海の問題が中心議題の1つになるとしたうえで、「法に基づいた平和的な解決を求めていく」と述べて、ASEAN側に連携を求めました。
オバマ大統領は東南アジアで中国が影響力を拡大させるなか、就任直後からアジア重視政策を打ち出し、この地域への関与に力を入れており、今回の会議を通じて中国をけん制するねらいがあるものとみられます。