たまにMKWの動画とかで
この動画のように、アイテムの位置が変わっている、タイムの表示が変わっている、など、自分のMKWとちょっと違う改造が施されているな…と思う人がいるかもしれません。(そんないないかw)
それらは、色、高さ、横幅を司っている、
brlytファイル
というファイルによって構成されているのです。
これはMKWだけではなく、色々なゲームに関連する事なのです。
今回は、その編集方法について解説したいと思います。
注意
- Wii改造についての記事です。
- Wii改造関連、ハック関連が嫌いな人は見ない事をおすすめします。
注意
- 結構難しいです。
- それでも挫折しない人はそのまま読んで下さい。
今回は、MKWのアイテム枠を例に挙げて説明します。
しかし、他のゲーム、他のファイルでも基本を掴んでいれば、同じようなものですので、大丈夫です。
まず、brlytファイルを弄る為の
Benzin、無くてもいけますが、あった方が圧倒的に使いやすい、
Benzinはダウンロードしたら、パソコンのCドライブのルートに解凍して出てきた、benzinというフォルダを突っ込んで下さい。
xmlエディタは、起動出来る場所に放っておいて大丈夫です。
でわ、始めていきやしょう!
基本動作
まずは、SZS ModifierでRace.szsを開き、brlytファルダを展開、その中の「item_window.brlyt」を抽出して下さい。
1.次にWindowsの標準機能(初めに書き忘れましたが、brlytの編集はWindowsのみで出来ます。)、コマンドプロンプト ↓をクリックして起動して下さい。

2.起動したら、とりあえず放置。
先程抽出したファイルをCドライブのbenzinフォルダに入れましょう。(item_window.brlytだと後々打つのが面倒なので、a.brlyt等拡張子を変えなければ適当でいいです。)
もう一度コマンドプロンプトに戻り、まず、cd/と入力してエンターを押して下さい。↓

3.出来たら、次に、cd benzinと入力して、エンターを押して下さい。

4.こうなったら、次に(ここ重要)、benzin r (brlyt名).brlyt (適当な名前).xmlytと入力して、エンター。↓

私の場合、brlyt名がitem_window、適当な名前の所をaにしますたw
終わったら、とりあえずコマンドプロンプトは閉じましょう。
んで、さっきのbenzinフォルダを開いてみましょう。
すると、先程の(適当な名前).xmlytのファイルが出来ています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここまでが、基本動作です。
全ての工程でこれをしますよ~
初級編カラーコードを弄る
難易度 ★★
基本で作った、xmlytファイルをxml editor(ない場合はワードパッド)にD&Dしましょう。 (画像はxml editorの場合)

う~ん!分からん!
状態ですよね。
しかし、xmlのデータをよーく見ると、結構初めの方に、
<tag type="mat1">
<entries name="item_next">
<colors>
<forecolor r="0" g="0" b="0" a="0" />
<backcolor r="255" g="255" b="255" a="255" />
<colorReg3 r="255" g="255" b="255" a="255" />
<tev_k1 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k2 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k3 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k4 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
</colors>
みたいなんがあります。
実はこれがカラーコードなのです。
基本的に弄るのは上のforecoler、backcoler、colorReg3のみです。
んで、これを編集するわけですが、これは、「カラーコード」という色を構成するコードの事を指します。
HTMLカラーピッカーという所で自分好みの色を見つけたら、色が表示されている下のほうにある、R,G,Bという所を見て下さい。

画像のとこだと、26,57,232ですね。
これを覚えて、先程の所に戻って、
<tag type="mat1">
<entries name="item_next">
<colors>
<forecolor r="26" g="57" b="232" a="0" />
<backcolor r="26" g="57" b="232" a="255" />
<colorReg3 r="26" g="57" b="232" a="255" />
<tev_k1 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k2 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k3 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k4 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
</colors>
こんな感じで入力して下さい。
このカラーコードは、アイテムの画像の色ですが、下の方に進むとある、
<entries name="item_curr">
<colors>
<forecolor r="0" g="0" b="0" a="0" />
<backcolor r="255" g="255" b="255" a="255" />
<colorReg3 r="255" g="255" b="255" a="255" />
<tev_k1 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k2 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k3 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
<tev_k4 r="ff" g="ff" b="ff" a="ff" />
</colors>
これは、アイテムの枠の色です。
その他は、実験してないので分かりませんorz
終わったら、上書き保存を忘れずに!
後は、もう一度brlytに変換するのですが、最後の方で解説致します。
中級編 場所を弄る
難易度 ★★★★
brlyt弄りの醍醐味(?)とも言える、場所弄りです。
しかし、初心者には結構難しいです。
覚悟してお読み下さい…
基本動作を終え、同じようにxmlytファイルを開いたら、
<translate>
<x>10.0000000000000000000000000</x>
<y>-140.0000000000000000000000000</y>
<z>0.0000000000000000000000000</z>
このような文字列まで飛んで下さい。(改変済で分からないと思うので、一応ですが、330行目です)
え、何?意味不ww
ですよね。
実はこれ、
座標
なんです。
中学生の時習った~という人がいるかもしれませんが、そうです。
これは座標そのものなのです。
xの値を大きくすればするほど、場所は右に動き、yの値を大きくすると、上に動いていくのです。
んで、zは大きくすると、上に動きます。
330行目に至るまでで気づいた人がいるかもしれませんが、
<translate>
<x>0.0000000000000000000000000</x>
<y>0.0000000000000000000000000</y>
<z>0.0000000000000000000000000</z>
こんなやつや、
<TextureSRT>
<XTrans>0.0000000000</XTrans>
<YTrans>0.0000000000</YTrans>
<Rotate>0.0000000000</Rotate>
<XScale>1.0000000000</XScale>
<YScale>1.0000000000</YScale>
こんなやつを見た人がいると思いますが、x,y,zがあっても、全て0のやつ、XTransとか書いてたり、x,y,zの文字以外があるやつは、改変しないで下さい。←ここ重要
今回は、アイテムの枠ごと弄るので、x,y,zがある全ての場所を弄って下さい。(上の方に書いた10,-140,0と打つと、左下に行きます。)
テレビの画面比率にもよりますが、基本16.9で表示している場合、x座標が260、y座標が180で、画面の端から端まで移動します。
しかし、アイテムの枠の場合、始めは左上にありますので、yを大きくすると、画面からはみ出るので、注意して下さい。(結構そのへんは微調整が必要です。)
一応ですが、アイテムの枠の場所を改変する場合、330行目、358行目、385行目、426行目、468行目、495行目、536行目を同じ値にしましょう。(もう一度書きますが、zの値は弄らないように!)
まあ、だいたいおおまかにこのくらいだろ~と思う値が出来たら、上書き保存して下さい。
brlytファイルにまとめる
あ、上級編のネタ無くなった!wという事で、最後、brlytファイルにまとめる所に来ちゃいましたw
始めにxmlytに変換する際に使った、brlytファイルは、抹消しちゃって下さい。
benzinフォルダを開いて、xmlytファイルの名前も覚えておいて下さいね。
そいで、もう一度、コマンドプロンプトを開いたら、基本動作の3までやって下さい。
次に、benzin m (xmlyt名).xmlyt (適当な名前).brlytと入力して、エンターキー。
私の場合、a.xmlytファイルをitem_window.brlytに変換したので、↓このようになりました。

終わったら、コマンドプロンプトは閉じてもらって結構です。
そして、始めのbenzinフォルダに戻り、中のファイル達を覗いてみると、先程入力したbrlyt名のbrlytファイルが出来ています!
後は、SZS Modifierでインポートするなりして下さい。
場所を弄った物が、こちら

です。アイテムの枠が見事に左下に移動してますね。
これを応用すると、色んな事が出来ちゃいます!
余談ですが、アイテムの枠を左下に持ってくる
<translate>
<x>10.0000000000000000000000000</x>
<y>-140.0000000000000000000000000</y>
<z>0.0000000000000000000000000</z>
これは、タイムアタックで使用すると、画面の外に出てしまうので使用する際にはご注意を…
せっかくなんで、アイテムの枠を弄ったbrlytファイルを公開しちゃいます!DL 公開停止しました
これで、brlytファイル弄りの解説は終わりです。
長々と失礼しましたm(_ _)m
Q.アニメーションって弄れるの?
- A.brlytファイルではなく、brlanという他のファイルで弄る事が可能ですが、私は根気がないので自分で弄ってみて下さい。
Q.他のファイルも弄ってみたいけど、どのbrlytファイルを弄ればいいのか分からない
- A.MKWでしたら(ニューマリWiiとか他のゲームは無理)、基本答えられますので、回答リクエストして下さい(宣伝)
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