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【プロ野球】

オコエ、オープン戦初戦で初打点 3回無死二、三塁できっちり犠飛

2016年2月22日 紙面から

中日−楽天 3回表無死二、三塁、オコエが左犠飛を放つ=北谷球場で(篠原麻希撮影)

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◇オープン戦 楽天7−3中日

 中日はオープン戦連敗。4回に高橋周が左へソロを放つなど2安打したが、先発の伊藤が3イニング6失点と乱調だった。楽天は4番候補の新外国人アマダーがパワーを見せつけ、3ラン。銀次は2安打で上々の仕上がりを示した。先発候補の森は4イニングを1失点にまとめた。

     ◇

 楽天のドラフト1位ルーキー、オコエ瑠偉外野手(18)=東京・関東第一高=が中日とのオープン戦初戦に8番・中堅で出場。好機に左犠飛で打点を挙げる勝負強さを見せ、株をまた上げた。

 『一日一善男』と呼ぼう。試合に出るたびに何かしら魅せてくれるオコエが、また一仕事。第1打席は遊ゴロに終わったが、3回無死二、三塁の第2打席できっちりと左犠飛を打ち上げた。

 「甘いところに来たので、ミスショットしないで打てた。まっすぐを待って、変化球に対応するというテーマを持って、それができたのが、すごく良かった」。首脳陣評価もうなぎ上り。池山打撃コーチが「どんどん、レベルアップしている。まっすぐを待って、変化球に対応する課題ができてた。第1打席はまっすぐ待ちでカーブを遊ゴロ。第2打席はまっすぐ待ちのチェンジアップを犠牲フライ。ちゃんと対応できていたからね」と舌を巻けば、梨田監督も「勝負強さを発揮したね」と日々、成長するオコエにニンマリ。

 チームは22日に宮崎に移動。これから、開幕一軍を巡ってサバイバルが激化する。梨田監督は「まだ高校も卒業していない選手。キャンプの疲れを取りながら使っていく」と慎重に言葉を選んだが、池山コーチはオコエの開幕1軍について「それに対応できるように日々やっている」と話し、現実味を帯びてきたのは確か。このままの勢いで突っ走るのか、壁にぶち当たるか。目が離せない。 (竹下陽二)

 

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