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【プロ野球】

菅野3失点 イヤな感じ

2016年2月22日 紙面から

巨人−広島 2回表1死、エルドレッド(後方左)に左中間ソロを打たれた巨人・菅野=那覇で(武藤健一撮影)

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◇オープン戦 広島6−0巨人

 広島の福井が3イニング無失点、新人の岡田が2イニング無失点とともに先発ローテーション入りに前進した。エルドレッドが2戦連続の一発。巨人は開幕投手の最有力候補の菅野が変化球の精度に不満を残し、3イニング3失点。打線は5併殺を喫した。

     ◇

 由伸巨人が初黒星を喫した。投げては絶対的エースの菅野が、3イニングを6安打3失点。打ってはわずか5安打で、5併殺。それでも試合後の高橋由伸監督(40)は悲観していなかった。

 「結果は結果として受け止めて。(菅野は)本人も反省してましたし、何の心配もしてないですよ。(打者にも)自分の打撃を、と言っている。それが結果的にこういうふうに出ているだけ」

 繰り出した投手陣は広島打線に毎回の15安打を浴びたが、期待の新人・重信(早大)を初めて1番で起用するなど、戦力の把握に努めている。反省点は踏まえつつ、青年監督は前向きに語った。反省と収穫。それは菅野も同じだ。

 「打たれたのはすべて変化球。今までやってきたことはできています」。ワンシーム解禁などオフから練習してきたことは試せた。オープン戦初登板。自分なりのテーマを持って臨み、まずは試運転ができたという自己評価だった。

 もっとも、大黒柱としての負けん気ものぞかせた。「オープン戦といえども、0点に抑えるに越したことはない。3点も取られてしまったのは、正直悔しい」とも語り、顔をしかめた。

 「試す時期は終わり。次回以降は結果にこだわっていきたい。(次は)結果を最優先にしっかり見据えて、気持ち新たに頑張ります」

 有力視される3月25日の開幕戦(ヤクルト戦)へ向け、次回からは周囲を安心させるピッチングをすると誓った。 (園田佳子)

 

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