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野々村元県議 「記憶にない」「分からない」2月22日 16時01分
政務活動費をだまし取った罪などに問われている兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告の裁判が神戸地方裁判所で開かれ、元議員は起訴された内容について「記憶にない」「分からない」と繰り返し、先月の初公判と同様具体的な説明をしませんでした。
兵庫県議会の議員だった野々村竜太郎被告(49)は、おととし7月までの3年間に、兵庫県の城崎温泉や東京などに344回にわたって日帰り出張をしたとするうその報告などで、政務活動費910万円余りをだまし取ったとして詐欺などの罪で在宅起訴されました。
野々村元議員は、先月の初公判で起訴された内容を否認する一方、政務活動費の使い道などについては、「覚えておりません」などと繰り返して具体的な説明をせず、裁判所は「次回の裁判に出廷しないおそれがある」として初公判のあとも拘置所に勾留する異例の措置をとりました。
22日、神戸地方裁判所で開かれた2回目の裁判で、野々村元議員は、紺色のジャージの上下を着て法廷に現れ、髪の毛やひげがやや伸びて、終始疲れたような表情を見せていました。検察官が、元議員が使っていたカレンダーを示しながら、「出張した記載がほとんどないのはなぜですか」と質問すると、元議員は、「記憶にない」「分からない」と繰り返し、初公判と同様具体的な説明をしませんでした。さらに、検察官が「『記憶がない』と言いながら、『詐欺はやっていない』と主張する根拠は何ですか」と質問すると、「記憶がないのでその根拠をお答えすることもできません」と答えていました。
次回の裁判は4月25日に開かれ、検察の求刑などが行われる予定です。
野々村元議員は、先月の初公判で起訴された内容を否認する一方、政務活動費の使い道などについては、「覚えておりません」などと繰り返して具体的な説明をせず、裁判所は「次回の裁判に出廷しないおそれがある」として初公判のあとも拘置所に勾留する異例の措置をとりました。
22日、神戸地方裁判所で開かれた2回目の裁判で、野々村元議員は、紺色のジャージの上下を着て法廷に現れ、髪の毛やひげがやや伸びて、終始疲れたような表情を見せていました。検察官が、元議員が使っていたカレンダーを示しながら、「出張した記載がほとんどないのはなぜですか」と質問すると、元議員は、「記憶にない」「分からない」と繰り返し、初公判と同様具体的な説明をしませんでした。さらに、検察官が「『記憶がない』と言いながら、『詐欺はやっていない』と主張する根拠は何ですか」と質問すると、「記憶がないのでその根拠をお答えすることもできません」と答えていました。
次回の裁判は4月25日に開かれ、検察の求刑などが行われる予定です。