「もうあかん やめます!」などの垂れ幕で20年以上親しまれたが、20日にほんまに閉店した大阪の名物靴店「靴のオットー」(大阪市北区)。多くの報道陣や客が見守る中、店主が涙を流す一面もあったが、ほんまのほんまに閉店したのだろうか。もしかしたら、今後も営業を続けるのではないか!? 真実を確かめるべく、一夜明けた21日、同店に足を運んだ。(芦田彩)
21日午後1時。同店を訪れると、シャッターが下りていた。店の屋根に取り付けられた、やたらと目立つ黄色のテントは健在。20日の閉店時に披露された「ほんとうに閉店」などと書かれた“最後の垂れ幕”は姿を消している。
ビジネス街・西天満のど真ん中の交差点に位置することもあり、日曜のこの時間帯は、前日のお祭り騒ぎとは打って変わって静けさが漂う。ちらほらと人が通っては、同店の前で立ち止まって眺めたり、スマートフォンで写真を撮影したりして去って行く。
前を歩いている人に、本当に閉店したと思うか聞いてみた。
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