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 >  >   > 月9『いつ恋』第1話レビュー
構成作家・相沢直の“スナオなドラマ考”

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 有村架純と高良健吾の演技によって、このセリフは本当に生きている人間の言葉になる。特に有村が演じる音の、本心を言うときにだけ関西弁になってしまうという設定、あるいは相手の言葉を待たずに自分の意見を言う勝手な性格、心の底では北海道を出たいと願っている彼女の気持ちが、このやりとりの中に集約されている。ちょっとあまりにも美しすぎるとしか言いようがない。

 こういったリアリティこそが“偶然”を“奇跡”に変えているわけだが、それでも“偶然”をただのご都合主義として捉えたい方もいるかもしれない。そういった方には、こう言っておきたい。これはあくまでも、音が語る物語なのだと。この作品は音の主観で描かれていて、それは物語の最初の場面で示唆されている。

 幼少期の音が、公園で草に向かって話しかけている。「あんな、お年玉返すから、お母さん返してほしいねん」と。そこで母親(満島ひかり)の声がする。「音」と、彼女を呼ぶ声が。幼少期の音が振り返ると、そこには彼女の養父となる男(柄本明)が立っている。

 母親はすでに亡くなっている(音は母親の遺骨を抱いている)から、ここで母親の声が聞こえるというのは現実的にはおかしい。にもかかわらず、それが起こっているということは、これは音の主観であるということだ。だからこの物語は、音が振り返るひとつの特別な恋愛の話であり、少なくとも第1話において「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」と語っているのは音だ。これはあくまでも音が語る物語であり、実際にどこまで何が起こっていたのかを、他者である我々は知ることができない。音は練と3度も会っていないのかもしれないし、養母は本当は立ち上がっていないのかもしれないし、大雨の中でサイレンなんて鳴っていなかったのかもしれない。だが、音にとってそれは確かに起こったことであり、恋愛というのはしばしばそういうものだ。

 こうして“偶然”は”奇跡”に変わる。それは恋愛に許された、あるいはテレビドラマを創るという行為に許された、ひとつの特権なのだ。
(文=相沢直)

●あいざわ・すなお
1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。
Twitterアカウントは@aizawaaa






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