おはよう
大阪は晴れ。朝から頭痛でやっと和らいだのが夜。被害はひどいね。
国債利率をマイナスにしたら、どこが儲かるのか?
日銀の黒田総裁がマイナス金利にした。その影響を推論しよう。
直接的な影響
国債の利率を下げると、それは短期的には、国債買いを控えるという影響が出て、円高抑制となる。
が、マイナス金利は、長期的には円が高くなることを意味する。他国の利率が10%とすると、1.1倍、1.21倍とマネーは増える。しかし、日本円は、ずっと1倍、1倍なので、日本円が少なくなる。それで値上がる。マイナス利率は、円高政策になるわけだ。だから、長くはそうはしないと思える。
ともかく、マイナス利率という円高の一時的なしのぎ策は、1-2日しかもたなくて、円高は急速に一時110円台まで進んだ。今は113円に戻している。どの程度の円高抑制につながったかは今後、検証しなくては。
マイナス金利でどこが儲かる?
もちろんお金を貸している国である。借金返済で、歳出の何割かが消えてゆく。利息分だけでも多額。それを改善する。国債の負担を減らす良案なのだ。国が自由に使えるお金が増える。国はハッピー。
もう一つ、ローンを組むサラリーマン世代などには恩恵がゆく。実質、ローンの減額になっても、こちらはさほど大きな数字にはならないが。
日銀の利息がマイナスになって困るのは?
私は最近知ったが、日銀にお金を預けることを日本銀行当座預金という。それは利息はつかない。が、例外的に『超過準備』には利息がつく。これがマイナスになるとつかないのかもしれない。日銀は利息を払うために、投資するような銀行でないから、数字を書くだけで、利息分のお金を作れるのではないか(確認していないが)。それは、うちでの小づちみたいなものだ。それをあてにしていた人は、困るかもよ。
他は、普通預金など利息をあてにしている人は、それが下がり、残念である。全体的に利子が減るから。
マイナス利率は金持ちに厳しく、負債者にやさしい政策である。
日銀の黒田氏の今回の処置で、金持ちはブ〜たれるが、負債を抱えた人には救世主に一瞬見えたかもしれない。
円高抑制の第二弾
何も手がなくなったというのはまだ早い。私はかねがね訴えていたことを実行する機会である。次の円高抑制策は、政治の出番だ。『日銀が買い取った国債を、政府の借金として、チャラにする』法案を通してしまおう。『日銀の国債買い取り』すら禁断のインフレ政策だった。それを完成させる。すると、円安に動くことこの上なし。
哲学の話 -- トマス・アクィイナスの議論から
『自然理性』によって与えられる真理と啓示によって与えられる理性がある、という。
自然理性の真理とは、科学の諸法則や知恵のことだ。啓示によって与えられる理性とは、『聖なる教え(聖書の啓示)』である。
トマスは、両者は同じとした。『聖なる教え』は、科学の至らないこと、現段階ではわからない科学真理を教えるもの。また『聖なる教え』は、科学に反するものではなく、科学の見解に合致する。真理は一致するからだ。
すると、聖なる教えと科学法則は一致する。よって、科学法則だけでも、聖なる教えに反しない。なお、彼岸的真理(遠い真理という意味あいか)を語る時は、異教徒とも議論できる。
神の教えと、科学とは反するという唯物論は、トマスにこのように反駁される。
かんたんには、神の教えは、高度な科学の産物である、ということだ。だから、科学だけ探求しても神に到達する。現在の科学では理解できないような真理がそこに含まれる。なお、科学に反する『聖なる教え』は、神からきたものではない、ということになる。
また、複雑な計算の上に成り立つような神の予測のような『真理』もある。こちらは、真理というよりも、高度な科学の結集である。
私がこれで何を言いたいのか?
一つは、日本で理解されている唯物論で、唯物論と唯心論の対立を得意げに語るのは、浅いということ。説明飛ばす。
二つは、宗教上の真理は、科学法則に集約されるということだ。説明は飛ばす。未来は全ての真理が明らかになるから、啓示と科学が一致する。
三つ、こういう科学と宗教の分離についての議論は、トマス・アクィナス時代に遡る。両者は同じものと、今更強調するのは、啓示の真理を、唯物論者が歪めたからで、それを修正する。それ自体は、宗教が教条にとらわれ、非科学的な様相になったことと、唯物論者が幅を利かせ、宗教は非科学的という先入観を植えつけたからではあるが。
本日の被害
頭痛がする。軽い発熱もある。頭痛は、自宅の自室が一番ひどい。ここは、電波が一番強くあたる場所だ。他に移動すると、頭痛は弱まる。よつて、これは、中毒症状だとはっきりする。しかも、その痛みを強める方法をアカは知っている。
顔が茶色がかっている。毒を飲んだ後のいつもの色である。睡眠中に飲まされたようだ。頭部が痛いのは、注射でそこに注入されたからだ。かなり手のこんだ悪質な被害である。犯人は、この毒物は、西多田のアカが多い。
以上