敷金は絶対に帰ってくる!
入居時に掛かる敷金、戻ってこないものと思って諦めていませんか?
減額されたりまた全く戻ってこなくても、ほとんどの人が仕方がないと諦めてしまっています。だけどこの敷金、少しの気遣いで確実に戻ってきます!諦めずにまずはこの記事をチェックしてください!
敷金については国土交通省がガイドラインを出しており、「日常的な使用でのお部屋の劣化や汚れは大家が修繕費を負担する」という旨がはっきり記載されています。これを要約すると「普通に生活してたなら敷金は全額返すよ」ということです!
「わざと部屋を汚してやったぞ!部屋を壊してやったぞ!」という乱暴者でなければ、本来は全額返還されるもの、返ってきて当然のお金が敷金。とはいっても、やはり請求されれば支払ってしまう人が大半。どこまでが日常的な使用なのかもわからない。
そこでまずは敷金について詳しくなろう!
そもそも敷金って?
学生さんなら「敷金ってなに?」という人も多いはず。引っ越しをしたことのない人にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
敷金というのは、入居者(皆さん)が大家さんに対して家賃を滞納した場合や、お部屋を極端に汚したり破壊した時の修繕に充てがわれる費用です。敷金は担保金(大家さんに預けるお金)なので、なにかに対して支払ったお金ではないということです。預けたお金なんだから、問題がなければ退去する時に返してもらうのが当然!日常的に使用していたなら、全額返してもらわなければいけないお金です。
入居者に負担の義務のある・ない修繕費用
日常的、常識的な生活を送っていれば、本来は帰ってくるはずの敷金。けれどその日常的・常識的がわからず大家さんに言われるままにされている人が大半。納得してしまう人がほとんどです。
知らない人が多くいますが、入居者が修繕する義務のあるもの、ないものははっきりと定められています。
義務アリ
- 床(フローリング・カーペット・畳 )
- ・家具移動による傷やへこみ
- ・フローリングの机・椅子による傷
- ・飲みこぼしなどによるシミやカビ
- ・タバコなどによる焦げ跡
- 壁・天井
- ・釘・ネジなどによる穴
- ・タバコのヤニによる重度の変色
- ・ペットによる引っかき傷
- 設備(台所・風呂場・トイレ・ガラス・ドア等)
- ・ガラス・網戸・障子戸などの割れ・破れ
- ・鍵穴の破壊や鍵の紛失の鍵交換
- ・水周りの水垢やカビ
- ・台所の油汚れ
- その他
- ・ペットによる各所の引っかき傷
- ・故意・通常使用以外の傷・汚れ
義務ナシ
- 床(フローリング・カーペット・畳 )
- ・通常使用による床ぬけ
- ・フローリングのワックスがけ
- ・自然光・雨漏りによる畳の変色
- ・家具によるカーペットのへこみ
- 壁・天井
- ・家具後部の黒ずみ・変色
- ・自然光による日焼け・変色
- ・ポスターなどによる日焼け・変色
- ・画鋲・ピンなどによる穴
- ・タバコのヤニによる軽度の変色
- 設備(台所・風呂場・トイレ・ガラス・ドア等)
- ・通常の鍵交換
- ・劣化した網戸の交換
- ・水周りの消毒
- その他
- ・ハウスクリーニング
以上を踏まえて新生活をスタート!
費用の負担義務のあるもの、ないものがわかれば自然とどすればいいかわかるはず!以上の項目に気をつけて生活していれば、敷金は返ってくるも同然です!
敷金を返還させるための4つの心がけ
日常的な使用であれば敷金は返還される。そう規定があるのだから、難しいことは考えず日常的に生活していればいいのです!といっても敷金が返って着やすいポイントがいくつかあるので4つにまとめました。
1.部屋をキレイに保つ
あたりまえのことですが、お部屋はこまめに掃除をしましょう。飲み物を床やカーペットにこぼしたら、放置せずにすぐに拭く。休みの日には掃除機をかけたり拭き掃除をする。お部屋をキレイに保つことで汚れを蓄積させないことが大切です。
初めての一人暮しだと掃除が面倒になり、ついついおろそかになってしまう人が多いです。ですが、ここはお金のため!と思って頑張るようにしてください。小さな汚れも放置していると取れなることもあります。汚れを見つけたらすぐ掃除!と心がけて下さい。
お部屋をいつもキレイにして、大家さんに指摘される隙を作らないようにすることが大切です!
2.床・壁に傷をつけない
キャスター付きの家具でできた床の引っかき傷は負担対象になるので、使わないことがオススメ。どうしてもという人はマットやシートを敷いて使うようにしてください。家具を運ぶ時は絶対に引きずらない!壁掛け家具を取り付ける時は釘を使わない!ように注意してください。
入退去時の引越し作業で床や壁を傷つけてしまう人がたくさんいます。物を運ぶときには慎重に!引越し屋さんにもそう言ってください。
また「お部屋をオシャレにアレンジしたい」という学生さんはたくさんいますが、お部屋を傷つけない範囲で楽しんでください。
大家さんに指摘される隙を作らないことがなにより大切。負担義務のない画鋲やピンによる穴、ポスターなどによる日焼けもできるだけ避けたいところです。
3.設備を壊さない
設備の破損は要注意。故意・過失に関わらず、設備の破損は負担の可能性が絶大です!ガラスを割ってしまった時はもちろん自己負担。うっかり障子を破ってしまった、網戸を破ってしまった場合も自己負担です。
また自分は壊していないのに「エアコンの調子が悪くなった」「コンロの調子が悪い」といった時は放置せずに大家さんに連絡してください。そのままになにも言わず放置すると、退去時に敷金から修繕費を差し引かれる可能性があります。自分が悪くないときは正直に言いましょう。
大家さんに貸してもらっているということを忘れずに、お部屋は大切に使って下さい。
4.出て行く時には掃除をする
退去するときにはしっかり掃除しておきましょう。床や台所はもちろん壁などにも気を配り、汚れがないかしっかり確認してください。
水周りのカビや油汚れ、水垢は負担の対象になります!台所・お風呂場・トイレは念入りに掃除してください。
自分で掃除をすることで敷金から清掃費を引かれないようすることが大切!目標は入居時の状態に戻すことです!普段は気にしないようなところでもしっかりと掃除をして大家さんに対する隙を徹底的に失くしましょう!
キレイにしていれば敷金は返ってくる!
肝心なのは引っ越しから!引越し作業で床や壁を傷つけないようにすることがまず大事。お部屋に入ってからはこまめに掃除!そうしていれば自然と敷金の返ってくるお部屋になります。
お部屋をキレイにしておけば、敷金が返ってくるだけでなく、気分もいいものです。なれない一人暮しで大変だとは思いますが、掃除はきちんと行いましょう!
納得の行かない金額を差し引かれたら
どんなに部屋をキレイにしていても、負担の義務がなくても、敷金を取ろうとするいや~な大家さんはいます。あれやこれやと難癖をつけ結局敷金を返さない。そんな大家さんだったとしても絶対に諦めないでください!大家さんがうるさいからといって諦めることはありません!
敷金返還代行業者に依頼する
入居者から不当な敷金を取り上げる大家さんはたくさんいます。そんな大家さんに悩まされるたくさんの入居者のため、大家さんに立ち向かってくれる業者があります。それは、敷金返還代行業者です。
そのほか内容証明や少額訴訟などの敷金返還の手段があります。
敷金返還請求net:http://www.alfaepoch.com/
敷金返還ホットラインセンター:http://shikikin-hotline.com/
敷金ポリス:http://www.geocities.jp/shikikinpolice/
もちろん費用はかかりますが、返ってこない敷金を考えれば安いものです。任せるだけで敷金が返ってくるので一番楽な方法とも言えます。
最後に
そもそも敷金0円の物件であれば、こんな悩みは起きません!敷金0円の物件に住みたい。また敷金を0円にしたいと言った方はお気軽にご相談ください。敷金0円の物件を探すほか0円でない物件も交渉次第では0円になる可能性があります!