久しぶりのひとりで過ごす週末は、結局自宅をいつもより念入りに掃除した後は、読書三昧となりました。今回読んだ3冊のうち最後に手に取ったのがこちらの本です。
いや~。パワフルでした!最初に読んだ2冊が吹き飛びました。一気に読まされ、ガツンと後頭部を殴られ、読みながら自分の中にスイッチが入ったことを感じました。
読んだ本
読んだきっかけ
堀江さんの本を読むのはこれが初めて。Twitterのタイムラインでこのタイトル見て、即購入しました。というのも少し前に書いた通り、最近時間の使い方や、行動力が落ちていることが気になっていたからです。
内容
「本音で生きなかったことがない」著者の、自分の足で人生を切り開くための指南書。
僕はいつも誰でもできることしか話さない。しかしたいていの場合、それをやるかどうかで、その後の結果が変わってくる
その通りで、この本には「堀江さんだからできた」と言った奇をてらったことは何もありません。誰にでもできる。でもやらなかった人は何も変わらない。それだけ。冒頭から身が引き締まります。
本の構成
序章 なぜ、本音で生きられないのか
1章 言い訳をやめる
2章 バランスをとるな!
3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
4章 すべてを最適化せよ
5章 本音で生きるために必要なこと
序章~3章はメンタルからのヒント。それぞれの章で著者の経験や身近な例を挙げているので、腑に落ちやすい。身に覚えのあること満載です。序章ではアドラー心理学も引用されています。そして4章の最適化はミニマリズムそのものです。非常に参考になりました。
▶ アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書) | 岸見 一郎 |
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キーワード
ランダムにご紹介します。
- 「でも」が、自分自身を不自由にしている
数々の言い訳は自分に対するごまかしでもあり、人生のエネルギーを消耗させるだけ。言い訳しようがしまいがこの人生の責任は自分にある。 - 「信用」が取引される
この世の経済活動に必ず付いてくる「お金」はあくまで「信用」を表すツール。お金を増やすのではなく信用を増やすことにフォーカスする。 - すべてが「トライアンドエラー」
成功するための「やり方」なんてない。たくさんトライした分たくさん失敗もするが成功もする。「手数を増やす」=行動する、は多くの成功者の共通の法則ですね。 - 暇な人
暇な人は言い訳をして行動しない。まさに昔の私。できない理由ばかり頭の中で作り出して、それがやがて現実となり、本当に行動できない人になってしまっていました。 - バランス
成功者はどこか偏っている。だからこそ成果が出せる。ワークライフバランスという耳障りのよい言葉でマイルドに飼い馴らされるのではなく、情熱を注ぐことに集中する。バランスを維持しながら新しいことはできない。 - プライド
プライドが人生の流れを止めてしまうことが多々ある。安いプライドはイラナイ。どんどん手放したいと思いました。 - 仕事の優先順位
優先順位をつける暇があったら、片っ端から終わらせる。そのためにふせんを活用中。 - ノイズ
意図的にノイズを取り入れることで自分の中にある偏見を修正できる。耳障りのよい情報ばかり選択していると知らず知らずのうちに偏った見方になってしまうことを意識していたい。
他にもたくさんのヒントがありましたよ。もっと書きたいのですが、ネタバレになってしまうので控えます。読む人や時期によって心に刺さるものは変わるのでしょう。
心に刺さった文章
孤独が不安だというのなら、どれだけ続くかもわからないたった一つの人間関係に、自分の人生を委ねるほうがよほどリスクが高い
人間関係だけでなく、仕事や、住まい、健康、すべて当てはまることだと思いました。時代はどんどん変わっている。こだわらず、変化に柔軟に対応していける人が幸せを感じやすいのでは。それが可能な社会にもなってきました。そのために堀江さんが大切にしていることの一つはこれ。
これほどまでになんでも得られる恵まれた社会で、一つだけ心がけておくべきことがある。それは、”Give, Give, Give”。つまり、惜しみなく人に与えるということだ。
まだまだ感想文を書きたいのですが、この辺で終わります。
「本音で生き」「行動し」「人生を味わい尽くす」。私的には大ヒットの1冊でした。行動力が欲しい方、自分の軸で生きることを望む方におすすめです。
そして、いま、この瞬間から行動します(宣言)!
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