ニュース詳細
イラク 盗まれた放射性物質含む装置見つかる2月22日 7時19分
イラク南部で去年11月に盗まれた放射性物質を含む検査装置が、同じ南部のガソリンスタンド近くに放置されているのが見つかり、イラク政府は放射線を遮る容器などに損傷はなく、放射性物質が漏れたおそれはないと発表しました。
見つかったのは放射性物質イリジウム192を含む産業用の検査装置で、去年11月、イラク南部のバスラ近郊にあるアメリカの石油関連企業の倉庫から盗まれました。
イラク保健環境省は21日、バスラの南にあるズバイルのガソリンスタンドの近くに、この検査装置が放置されているのを通りかかった人が見つけ、治安当局が回収したと発表しました。放射線を遮る容器などに損傷はなく、放射性物質が漏れたおそれはないとしています。
イリジウム192はIAEA=国際原子力機関が危険度の5段階の区分で上から2番目に分類していて、過激派組織IS=イスラミックステートや、ほかのテロ組織などの手に渡り、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」などに悪用されることも懸念されていました。
イラクの捜査当局は誰が盗み、なぜ放置したのか、調べています。
イラク保健環境省は21日、バスラの南にあるズバイルのガソリンスタンドの近くに、この検査装置が放置されているのを通りかかった人が見つけ、治安当局が回収したと発表しました。放射線を遮る容器などに損傷はなく、放射性物質が漏れたおそれはないとしています。
イリジウム192はIAEA=国際原子力機関が危険度の5段階の区分で上から2番目に分類していて、過激派組織IS=イスラミックステートや、ほかのテロ組織などの手に渡り、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」などに悪用されることも懸念されていました。
イラクの捜査当局は誰が盗み、なぜ放置したのか、調べています。