【ベルリン=共同】第66回ベルリン国際映画祭の授賞式が20日(日本時間21日)開かれ、コンペティション部門の最高賞「金熊賞」に、難民問題を描いたイタリアのジャンフランコ・ロージ監督によるドキュメンタリー映画「火の海」が選ばれた。短編部門に出品された泉原昭人監督のアニメ作品「ウィータ・ラカーマヤ」は賞を逃した。
「火の海」はイタリア最南端の小さな島で暮らす少年ののどかな日常と、命懸けで海を渡ってくる難民の過酷な現実を対比して描く。難民問題が深刻化する欧州の今を映し出す作品となった。
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