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 米ワシントンの在米中国大使館がある一角を、ノーベル平和賞を受賞した中国の人権活動家・劉暁波(リウシアオポー)氏にちなんだ「劉暁波プラザ」に改称する動きが米議会で出ている。中国政府に人権政策の改善を促す狙いだ。ただ、中国側は反発を強めており、両国関係の新たな問題になりつつある。

 米上院本会議は12日、中国大使館の所在地を「劉暁波プラザ(Liu Xiaobo Plaza)1番地」とすることを定めた法案を全会一致で可決した。法案では道路標識も改称するように定めている。

 法案は、米大統領選に共和党から立候補している保守強硬派のクルーズ上院議員が提案した。クルーズ氏は可決を受け、「中国政府による弾圧に手を貸すべきではなく、一緒に立ち向かってくれる同僚議員に感謝したい」とする声明を出した。

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