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カラヴァッジョの真筆 東京で世界初公開へ
2月22日 6時13分

カラヴァッジョの真筆 東京で世界初公開へ
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バロック絵画の先駆者でイタリアの天才画家として知られるカラヴァッジョが描いた「法悦のマグダラのマリア」が、世界で初めて日本で公開されることになりました。
カラヴァッジョは16世紀から17世紀にかけて活躍したイタリアの画家で写実的で、光と影を劇的に描き出す作風はバロック絵画の先駆者として、その後の画家たちに大きな影響を与えました。
「法悦のマグダラのマリア」は暗い背景の中に聖書に登場する女性、「マグダラのマリア」が天を仰ぎながら座る姿が光に浮かび上がるように描かれた作品です。これまで同じ構図の絵は複数知られていましたが、どれがカラヴァッジョ本人が描いた真筆なのかは長い間、議論が続いていました。
今回の絵はヨーロッパの収集家のコレクションの中から見つかったもので、おととし、イタリアの研究者が調査を行った結果、女性の表情や布のひだなど細部の描写やキャンバスの裏に貼られていたとされる紙などからカラヴァッジョの真筆と鑑定されたということです。調査に当たった美術史研究家のミーナ・グレゴーリさんは「色の使い方や筆の運びは、まさにカラヴァッジョのもので彼の人生を投影したすばらしい作品です」と話しています。
この作品が一般に公開されるのは世界で初めてということで、来月1日から東京の国立西洋美術館で開かれる「カラヴァッジョ展」で、公開されます。

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