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福士は最終選考レース出場撤回を 日本陸連
2月21日 21時51分

オリンピック選考レースの「大阪国際女子マラソン」で優勝した福士加代子選手が、内定が出ていないとして、来月の最終選考レースにも出場する意向を示していることについて、日本陸上競技連盟の麻場一徳強化委員長が、内定は出せないものの、福士選手側に出場撤回を求める意向を示しました。
3人の女子マラソンの代表には、去年の世界選手権7位の伊藤舞選手がすでに内定し、日本陸連は、ほかの代表選手について、対象となる3つのレースで日本選手の上位3位までに入り、2時間22分30秒を切った選手を優先的に選ぶとしています。
福士選手は、先月の「大阪国際女子マラソン」で、自己最高の2時間22分17秒で優勝して、代表に大きく前進しましたが、福士選手側は内定が出なかったことから、「リスクを冒しても、代表を取りにいく」として、来月13日の最後の選考レース、「名古屋ウィメンズマラソン」にも出場する考えを明らかにしています。
これについて、21日、日本陸連の麻場強化委員長が取材に応じ「選考レースが走り出している途中で、内定を出せないことは分かっていると思う」と話したうえで、「名古屋の大会への出場を避けるよう話し合いをして納得してもらえるようにしたい。オリンピックでメダルをねらう盤石のプロセスを作ってほしい」と述べて、福士選手側に出場撤回を求める意向を示しました。

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