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捜査当局の通信傍受 去年10件の事件で実施
2月19日 8時57分

岩城法務大臣は、19日の閣議で、捜査当局に携帯電話などの傍受を認める「通信傍受法」に基づいて、去年1年間に違法薬物の密売など10件の事件で通信傍受を実施し、法律の施行後2番目に多い101人を逮捕したと報告しました。
「通信傍受法」は、違法薬物の密売など組織的な犯罪を捜査する際、ほかの手段では事件の解明が難しい場合に限り、捜査当局に電話などの傍受を認めていますが、捜査の行き過ぎを防ぐため、通信傍受を実施した件数などを毎年、国会に報告するよう求めています。
国会への報告に先立って、岩城法務大臣は19日の閣議で、去年1年間の実施状況を報告しました。それによりますと、去年は違法薬物の密売など10件の事件で、携帯電話の通話を合わせて1万4528回傍受するなどし、法律が施行された平成12年以降で2番目に多い101人を逮捕したということです。
通信傍受を巡っては、新たに振り込め詐欺や組織的な窃盗、それに誘拐事件などの捜査でも行えるようにする改正案が、去年の通常国会に提出され、継続審議となっていて、法務省は今の国会での成立を目指しています。

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