被害女児7人…元町議の21件立件
熊本県大津町大津、元町議、山本重光被告(63)=強制わいせつ罪などで公判中=による連続強制わいせつ事件で、県警は17日、住居侵入や強制わいせつの6件の容疑で逮捕・送検し、別の15件を書類送検して捜査を終結したと発表した。21件の被害者は10〜12歳の女児7人だった。すべての容疑を認めているという。
容疑は2010年3月〜15年8月、県内で女児の自宅などに侵入し、体に触ったり、自らの下半身を触らせたりしたなどとしている。
県警によると、塾関係者を名乗って「テストを受ければ図書カードをあげる」などと言い、自宅に上がり込んでテストを受けている最中に触るなどの手口だった。「これまでに県内で100回くらい女児宅を訪れてわいせつ行為をした。だましやすく、親にも言わないから小学生を狙った」と供述しているという。
山本被告は13年2月の町議選で初当選。15年8月の逮捕後に辞職した。【出口絢】