2月14日、千葉・舞浜アンフィシアターでi☆RisとWake Up, Girls!(WUG)の「バレンタインLIVE!!」が昼夜2回にわたって行われた。ここでは昼公演の模様をレポートする。
同じレーベルに所属し、i☆Risはアニメ「プリパラ」シリーズの出演声優からなる女性声優ユニット、WUGは同名アニメシリーズの出演声優によるユニットと共通点が少なくなく、またメンバー間の交流もあるという両グループ。初の合同イベントの舞台となったアンフィシアターの客席は2組のファンで超満員となった。
イベントはトークコーナーで幕を開ける。MCを務める鷲崎健に招き入れられたi☆Risは鷲崎に叱られるまで「イエーイ!」とステージ中を駆け回り、WUGは笑顔でしずしずと登場。序盤、対照的なリアクションを見せた両者だったが、その後はお互いテンション高く、笑いの絶えないトークを繰り広げる。i☆RisがWUGの印象に関する質問に、WUGがi☆Risに関する質問に答えるアンケート企画では、WUGで最も長身の高木美佑に「視界が違うから1日だけ入れ替わってみたい」と指名された、i☆Risで最も小柄な若井友希が「ナメてんのか!」と立ち上がる。またi☆Risの面々と担当マネージャーの7人のうち5人から「最も世渡りのうまいWUGメンバー」と評された山下七海にはWUGからも「ウチらもそう思ってますから」との声が上がる。さらに両グループの代表者がご褒美のスイーツを賭けてエチュードで対決する企画では、高木に負けたi☆Ris・茜屋日海夏が勝手にケーキに舌鼓を打ち、それに便乗した若井が企画に参加していないにも関わらず、つまみ食いして鷲崎とi☆Risメンバーに追いかけ回されるなど、コーナーはにぎやかに進行した。
続くライブパートは合同イベントならではの展開に。i☆Risが「ミラクル☆パラダイス」「Special Kiss」を、WUGが「16歳のアガペー」「7 Girls War」を立て続けに披露したのちには、コラボレーションコーナーがスタートする。i☆Risの芹澤優、若井、久保田未夢と、WUGの高木、奥野香耶、吉岡茉祐、青山吉能がこの日限りのユニットを結成し、アニメ「けいおん!」シリーズの劇中ユニット・桜高軽音部「ふわふわ時間」をカバー。続けてi☆Ris・茜屋、山北早紀、澁谷梓希と、WUG・山下、永野愛理、田中美海がアニメ「きらりん☆レボリューション」シリーズの月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)「恋☆カナ」を披露したかと思えば、WUGがi☆Risの「Make it!」、i☆RisがWUGの「タチアガレ!」をそれぞれカバーして、超満員の客席を大いに盛り上げた。
そしてWUGが「Beyond the Bottom」をシリアスに歌い上げた直後に巻き起こったアンコールに応えた両者は、イベント当日がバレンタインデーであることに言及。「バレンタインといえばこの曲でしょう!」と、国生さゆり「バレンタイン・キッス」をドロップ。アンフィシアターの半円形のステージ最前線へと繰り出した13人はi☆Risファン、WUGファンの熱烈な歓声を集めて、1回目のイベントを締めくくった。
なおi☆Risは4月13日に2ndフルアルバム(タイトル未定)をリリースする。一方、WUGも3月25日にベストアルバム「Wake Up, Best2!」を発表する。
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