みんなが読みたい記事ってなんだろう?
自分の書いた記事を振り返りながら少し考えてみたら、当たり前の事実が見えてきた。やっぱりみんな、自分の知らない「非現実的で役立つ事実」が好き。
自分の感覚だけで書くとどうなるか?ブクマが20〜30ついたら、心が弱い人はブコメを読まない方がいいと思う。
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こちらの記事は完全に自分の感じたことで書いた記事。「ほめると子どもはダメになる」という本を読んで、「これって親もダメになるよな〜。コーチングとかで部下を甘やかすと、自分も部下もダメになるな〜。」と思って書いてみた。
これのブクマコメントやtwitterのコメントを見ると散々だ。「あんたダメだから叱ってやるよ」的なコメントがちらほら。
コメントした人の気持ちはわかる。どこの誰かわからないやつが、「もっと叱ろうぜ!」的なことを言っていたら、燕返ししたくなるよね。
前に、こんな記事を書いている人がいた。
ブックマークが50を超えてから覚悟しなければいけないこと - ポジ熊の人生記
残念ながら自分で統計は取っていないけれど、こうやってバズった結果誹謗中傷を受けるっていうのは、やっぱり記事に問題があるのだと思う。少し時間ができたら、はてなホットエントリーを分析してみたい。
叱られたことを糧にして、事実を元に記事を書いてみたのが次のお話。
多くの人が体験できない「非現実的な事実」を書いた結果、人がいっぱいきた。ブクマもいっぱいついた。
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事実に基づいて記事を書いたら、しっかりと反響があった。ブコメもたくさん残してもらえて、ツイートしてくれた人もたくさんいたけど、誹謗中傷をするようなコメントは全然なかった。面白いことに、「ほめると子どもはダメになる〜」の記事でひどいコメントをした人も、こっちの記事では好意的なコメントを残してくれている。こういったのを見つけるとちょっと面白い。
どんな事実を書けばいいのだろう?自分が体験した事実を書くのが一番だ。その上、こんな情報が付いていれば読者は喜ぶだろう。
- 多くの人が体験できない非現実的な事実
- 誰かの役に立つ事実
「児童相談所に〜」の記事では、これら3つの要素が全部揃っていた。特に子育て世代からすればショッキングな内容だから、多くの世の中の夫婦の注目を浴びた……のかもしれない。単に非現実的なことに興味を持った人が見てくれただけかもしれない。
読者層の分析ができないのが非常に残念。はてなの中の人には、上々で得た資金でビックデータを解析し、どんな記事にどんな層が集まっているのかを本にして出して欲しい。
こんなことを書いておいてなんだけど、非現実的で誰かの役に立つようなことってのは良いことばかりではないし、体験するまでにとってもお金がかかることもある。だから、ブログのアクセス数を稼ぐ程度の理由で体験しに行くのは愚行だ。それよりも、今まで自分が体験したことを思い出して欲しい。1つくらいは良い体験があるのではないか?あなたが「当たり前」と思っていることが、実は誰かにとっては驚愕の事実かもしれない。
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そういえば、こんな体験もあったので過去記事貼っておきます。夫婦喧嘩しそうな人はどうぞご覧ください。
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今日の参考文献。
岩波ジュニア新書。ジュニアってつくと小・中学生を対象にしているように感じるかもしれない。それでも騙されたつもりで中身を読むと、あらビックリ。大人でも非常に参考になる情報がてんこ盛りだ。
「ジャーナリストという仕事」は、著者である斎藤氏が実際に記者として働いてきた経験をもとに書かれている。文章の大部分は記者として著者がどのように取材をしてきたかということが書かれていて、職業としてのジャーナリストに興味がない人にとってはどうでもいい内容だ。
この本を読んで欲しいのは、「事実をどうやって突き止めていくのかを知りたい」と思っている人たちだ。ブログに適当なことを書いて「アクセス増えね〜。」とかって嘆いている人は、この本を読んで事実を報道することをしてみれば、アクセス数改善につながると思う。もちろん、みんなが当たり前に知ってる事実を伝えても意味はないぞ。
文章で表現する方法論として、最近神田昌典氏の本が発売された。これから書き方を学ぶ人がサクッと意識改革するには使えると思う。
きちんと書き方を学びたいのなら、「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」「ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則」、そして「アイデアのつくり方」をしっかりと読むのがオススメ。
稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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なんか自分の過去記事をたくさん貼っていると、単なる宣伝記事みたいだ。