どうも!管理人です!
前回、こんな記事を書きました。
管理人が競走馬(サラブレッド)の牧場で働いていたときの話なんですが、馬って可愛いだけじゃない!
常に命がけの仕事なんです!
今回は働いていて、馬に殺されかけた話をしようと思います。
目次
噛みつかれる
馬は草食動物なので、噛みつくといっても食べるためではありません。
また、サラブレッドは臆病な性格なので基本的にはあちらから攻撃を仕掛けてくるということはありません。
ですが、やはり生き物。
彼らも機嫌が悪いときや、嫌いな人の前だとこんな表情をするのです。
どうです?
めっちゃ怒ってますよー。
こういうときは噛みついてくる馬がいるので要注意です。
また、オスとメスでも性格が違ってて面白いんです。
オスはどっちかっていうと悪戯で噛みついたり、人のことを舐めて自分のほうが偉いんだぞって意味で攻撃してくる。
メスはヒステリーを起こして拗ねたり、機嫌が悪くて、それで攻撃することが多いかな。
馬の噛みつきの破壊力は…
もう、尋常じゃなく痛い!!!
歯形はくっきりと付いて、肌の色も赤紫に変色します。
分厚い服を着ていても、関係ないくらいの破壊力なんです!!
馬の噛む力ってとっても強いんです。
彼らは草食動物ですから、繊維を消化するためにしっかりと噛み切ったり、すり潰したりするため、アゴの力がとても発達しているんですね。
もしそんな馬に、指を思いっきり噛まれたら…
考えただけでも恐ろしい…
しかし、管理人も何回も噛まれたものです。
慣れてくると、防御できるようになるんでが、油断しているとガブリ…!!
なんてことも、ままありますねw
ちなみに彼らは〝甘噛み”ということもします。
それは甘えたり、じゃれてきているので、そんなに痛くもないです。
蹴られる
簡単に言えば”キック”です。
ですが、そんな生易しいキックではありません。
タイキックなんて目じゃなくて、木造の厩舎の壁を粉砕する破壊力なんです…
私自身の話では、胸を蹴られて肋骨が折れたことがあります。
プロテクターを付けていたにも関わらず…です。
しかし、こんなものは可愛いものです。
管理人の身近な例では、落馬したときに顔を蹴られてしまい
歯がほとんど折れてしまった人がいました。
すぐさま救急病院に搬送されて入院となりましたが、幸い、命に別状はありませんでした。
私自身も馬の蹴りが、首の数センチ先まで飛んできたことがあり、
一歩間違えれば、首の損傷で半身マヒということになっていたかもしれません。
踏まれる
続いては、〝踏まれる”です。
馬の体重は400~600kgくらい。
もちろん全体重がのしかかる事はありませんが、踏まれたらタダでは済みません。
写真のように暴れて立ち上がって、人を下敷きにするというケースもありますが、アクションが大きいので意外と対処しやすいんです。
一番嫌なのが、足を踏まれること…
馬ってすごく臆病なので、例えばコンビニのビニール袋が横切っただけで…
ビクっっっ!!!!
と、反応する馬もいるのです。
そうなると、いきなり動くので曳いている人も反応できない。
動いた先に、自分の足があって
ダンっっっ!!!
と、思いっきり踏まれてしまうことも…
これも痛いのなんのって。
下手したら足の甲や指を骨折してしまいます。
安全靴を履いていたらいいんですが、馬に乗るブーツは鉄板が入っていません。
しかし、これよりも数段恐ろしいのが
落馬して踏まれることなんです
落馬事故の恐怖…
馬に乗っていて避けては通れないのが落馬事故です。
どんなに馬に乗るのがうまい名人でも、これだけは免れません。
先述のとおり、馬は臆病な生き物。
速いスピードで走っている最中にも、ちょっとしたことで驚いてしまいます。
鐙に足をかけて体重を預けているわけですから、馬が高速でビュンっ、と横っ飛びをすれば、遠心力で簡単に騎手は振り落とされてしまいます。
また、馬の脚はガラスの脚と称されるほど脆いです。
500kgもの体重を4本の脚だけで支えるのですから、ちょっとしたことで骨折。
転倒してしまうことも珍しくないのです。
そうなると、ジョッキーも一緒に転倒してしまいます。
きれいに落ちることができれば問題ないのですが、落ちた瞬間に馬に踏まれてしまうと…
こうなると目も当てられません。
牧場ではレースのように、もの凄いスピードを出したりはしませんし、集団で走るといっても頭数も少ないので比較的大きな事故は起こりにくいです。
それでも、牧場で働いていて落馬でケガをする人を何人も見てきました。
私自身も、馬から振り落とされて下敷きになったことがあります。
これも、打ちどころが悪かったら五体満足でいれたかわかりません。
今、元気で過ごせているのも、本当にただ運が良かったから。
長く続けていける仕事なのか?と疑問に思うことは多々ありました。
最後に
競馬の花形であるジョッキーたちは、落馬事故といつも隣り合わせで生きています。
希代の名ジョッキーである武豊も、落馬事故で騎手生命に関わるレベルの重傷を負っています。
福永祐一騎手は、落馬して馬に蹴られてしまい腎臓を摘出した経験があります。
頸椎を損傷して、一生車いす生活を余儀なくされたり、言語障害が残った騎手もいるのです。
また、一般的な牧場の従業員はジョッキーと違い、極めて低収入です。
一般企業に勤めるサラリーマンよりも低いです。
命の危険に常にさらされているにも関わらず…です。
慢性的な人手不足が起きるのも当然な業界といえます。
だからこそ、好きじゃないと続かないのです。
華やかで夢がある競馬の世界。
この業界に飛び込もうと考えている人は、その裏で、こういう危険な側面があるのを覚悟してほしい。
事故が起きてからでは遅いのだから。
では、今回はこのあたりで。
おわり!
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