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竜転だお! 作者:空魚企画部/文月ゆうり

第一章

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あらすじ3

 イェルたちも去り、異形も消えて、私たちは村に戻ることになった。
 人型に戻った私──服は着てた──は、逃げようとするギルさんを捕まえて、腕を組んだ。逃がすものか!
 ギルさんが女性が苦手でも、慣れてもらうんだから!
 村に戻った私とギルさんは、ガッドゥさんのもとに報告をしに行った。
 そこで驚くべきことを聞いた。
 実は異形はもう一体居て、その異形は二人組のうち大柄な方が一太刀で倒したという。
 土砂災害も大柄な方の仕業だというのだから、どれだけ馬鹿力なのだろう。
 土砂災害といえば、イェルがなんとかすると言っていた。ラティくんの怪我といい、土砂災害といい何者なのだろうか。
 ガッドゥさんは、大柄な方は危険人物だと言っていた。へらへらとした言動に惑わされるな、やつは危ない目をしていたと。深追いしなくて正解だったと。
 私は、自分の感情に従って三人を逃がしただけだった。だけど、それが正解だったとは驚きだ。
 ギルさんは、傭兵団を抜け、竜騎士になることに決めたようだ。
 私はこれからもギルさんと一緒ってことだ。やったー!
 しかし、問題は山積みだった。
 私は言葉が拙いのは、人型になって日が浅いからだと思っていた。だけど、違った。
 ギルさんがやった儀式は簡易式で、私はまだ正式には成竜ではないのだという。まだ、子竜のままなのだとか。
 それを何とかするには、遮竜殿に行って、正式な儀式を行う必要がある。
 見た目は十六歳ぐらいだけど、中身は赤ちゃんなのはショックだ。
 だから、早く成竜にならなくちゃ!
 そうそう、ガッドゥさんとギルさんが竜に詳しいのは、ギルさんは学んだことがあって、ガッドゥさんは元竜騎士なんだって! びっくり!
 それはさておき、目指せ、グラヴァイルだ!
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