「周りからどのような人だと言われますか?」と面接で聞かれた時の回答のポイント・回答例
自分本位の回答である自己PRと違い、他者からの評価を伺うことができるので、採用担当者は多角的に応募者を判断できます。
採用側はこの質問を通して、採用担当者は自己評価と他人からの評価が一致しているか、ネガティブな他者評価があった場合、それとどのように向き合っているかを見極めます。
聞かれる可能性の高い質問でもありますので、しっかりと対策をしておきましょう。
回答のポイント
自己PRと矛盾しないように回答する
例えば、「どんなことに対しても失敗を恐れずチャレンジできる大胆なところが長所です」と語っていたにも関わらず、「繊細で慎重になりすぎるところがあると言われます」と話してしまうと、自己PRと矛盾してしまいます。
このように他者評価と自己評価が乖離していると、「自己分析が不足している」「偽りのアピールをしている」と受け取られる可能性があります。
自己PR以外にも、志望動機や転職理由など、面接全体の発言と矛盾が生じないように注意しましょう。
ネガティブな内容の場合、フォローを加える
「繊細で慎重になりすぎるところがあると言われます」といったようにネガティブな他者評価を語る場合、その評価をどのように受け止めているか、どのように向き合っているかも一緒に伝えるようにしましょう。
例えば、「勢いやノリも大切だと思いますが、目標と、それにたどり着くまでの計画をしっかりと練って効率的に仕事を進めることも重要だと思っています。また、物事に対して慎重な分、どのようなことがあっても冷静でいられます」といったようにフォローを加えると、ネガティブな内容をフォロワーでき、自己PRにつなげることができます。
単なる自慢にならないようにする
採用担当者は「私、こんなによく見られているんですよ」という単なる自慢を聞きたいわけではありません。
単なる自慢だけで終わってしまうと、「自分に都合の悪いことは聞かない人なのではないか」と疑われる可能性があります。
ポジティブな他者評価を答える場合であっても、その評価をどう受け止めているかをしっかりと話すようにしましょう。
回答例
周りの社員も若いので、勢いで取り組んでしまうことがあるあのですが、私はそういった雰囲気に流されず、自分のやり方を守るのも大切だと思っています。
またその分、どのようなことがあっても冷静でいられます。そのため周りの人からはよく意見を求められることがあります。