東京・埼玉・大阪の3都市で、6日間全12公演が行われた「AD-LIVE（アドリブ）2015」。折り返しとなる埼玉公演2日目は、「AD-LIVE」初参加となる2人が登場。総合プロデューサー・鈴村さんとともに、刺激的な時間を作りあげました。本稿では、昼の部の様子をお届けします。

【出演者／10月11日＠三郷市文化会館】
岡本信彦さん（初出演）
谷山紀章さん（初出演）

鈴村健一さん


■ 同性愛者との友情は……!?　埼玉公演2日目・昼の部レポート

　“友達”がテーマとなった「AD-LIVE 2015」。この日も、「TOMODACHI FACTORY」を訪れた初対面のふたりが、仲を深めていきました。鈴村さん演じる最上は、TOMODACHI FACTORY社員でアテンド役。彼が二人を案内しながら、4つのステージに分かれたゲームに挑戦していきます。

　この日来客した岡村笑太郎（演：岡本さん）と林 賢太郎（演：谷山さん）は、ともに男性。岡村は上下黒の服を着ており、なにやら暗〜い雰囲気です。なんでも、人付き合いがうまくできず定職につけないと悩んでいるそう。「今はユーチューバーをやっている」と言います。

　そんな岡村に対するは、林。タンクトップにヒョウ柄のボトムを着ており、比較的明るい印象です。美容師をしているからか人当たりがよく、終始おどおどしっぱなしの岡村とも自然と会話を成立させていきました。さらに、岡村が「(投稿した動画を)誰も見てくれてないんです……」と悲しそうに明かすと、「じ、じゃあ今度見ようかな！　僕が1号になろうかな！」と言うなど、空気がよめる性格であることも匂わせます。一見、正反対な性格にも思えましたが、実はバランスが良さそう。岡村が心を開くのも、時間の問題かも？

　というわけで「岡村が心を開けるかどうか」が大きなカギになりました。ファーストステージの風船割りゲームでは、うまく割れず土下座までして許しを請うた岡村。それほど他人と関わることに慣れていないようでしたが……その後のお互いの秘密を明かす場面で少し進展！　林が「実は同性愛者」と驚愕の暴露をするも、パニックに陥ったのは最初だけ。「さっきより座る位置を1センチ縮めた」といった慎ましい努力を見せるようになります。

　また、「笑太郎という名前が原因でいじめられ、笑えなくなってしまった」という辛い過去を明かした岡村に、「きっと終わるまでには上手に笑えるようになってますよ」と林が声をかけると、肩の荷が下りたのかどこか晴れやかな表情に。セカンドステージに移る頃には、「笑ちゃん」「賢ちゃん」と呼びあうまでになりました。ここまで来ると、あとはなすがまま。最終的に岡村は、林にむかって「愛してるぜ！　相棒!!」と叫ぶまでになります(！)。このなりゆきは、ぜひ映像で。“笑”太郎たる所以もバッチリ観られますよ！

　ちなみに、アドリブワードの頻度はかなり高め。3人ともガンガン引きまくり、何重もの笑いを生み出しました(以下、“”内はアドリブワード)。ゲームの話題になった際、「ゲームでは“語尾が『でしゅ』になる”」と最上が言うと、「『クリアでしゅ！』『ラスボスでしゅ！』とかね！」とさんざん乗っかった林が「“マジ意味わかんないっすわー”」とバッサリ。また食事タイムには、出されたワインの銘柄を“バッキャロー”と紹介した最上に、林が「スペイン語で“夢じゃね？”って意味」とうんちくを披露するすという流れも。どれもハイテンポで展開され、観客からは幾度となく大きな拍手が送られていました。

　なんだかんだで好相性だった岡村と林。最上曰く「片方が同性愛者で友達になれたケースは今まで2例あった」とのことですが……見事3例目となれたのでしょうか??　ふたりが出した結論は、ご自身の目で確かめてみてください。そして、残るは大阪の2日間のみ。こちらも出来る限りレポートする予定です。公開をお待ち下さい♪


［取材＆文・松本まゆげ］


■「AD-LIVE 2015」第3巻
　梶裕貴×名塚佳織×鈴村健一

■「AD-LIVE 2015」第4巻
　岡本信彦×谷山紀章×鈴村健一

発売日：2016年2月24日

[アニメイト限定版] 各8,000円＋税
-通常版＋特典DISC
-特典DISC：オリジナルDVD収録内容
・AD-LIVE2015 After Talk 各公演終了直後の出演者3名による対談映像
・Making of AD-LIVE 2015 [Kenichi Suzumura] 各公演日の総合プロデューサー・鈴村健一に密着したメイキング映像
を収録

《初回特典》
・「AD-LIVE 2016」チケット優先販売申込券

[通常版] 各7,500円＋税
-DVD2枚組
-特製ブックレット
-オーディオコメンタリー(夜公演)
-特典映像(CM、PV集) ※各巻共通

《初回特典》
・「AD-LIVE 2016」チケット優先販売申込券


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