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【大リーグ】

ヤンキースの田中、キャンプ初日からブルペン入りで25球

2016年2月21日 紙面から

 大リーグは19日、米アリゾナ州と同フロリダ州で13球団のバッテリー陣がキャンプイン。日本選手は、ヤンキースの田中将大(27)、レンジャーズのダルビッシュ有(29)、レッドソックスの上原浩治(40)と田沢純一(29)の4投手が本格始動した。田中は昨年10月の右肘手術から初めてブルペンに入り、25球。昨年3月の右肘手術から復活を期するダルビッシュも、平地から30球を投げ込んだ。20日はドジャースの前田健太(27)、マリナーズの岩隈久志(34)の両先発右腕がともにアリゾナ州でキャンプイン。

 幸先のいい本格始動だ。キャンプイン初日、田中は昨年10月の右肘骨棘(こっきょく)除去手術から初めてブルペン入り。ジラルディ監督とロスチャイルド投手コーチが熱視線を送る中、直球にカーブ、スライダー、スプリットを交えて25球を投げ込み、最後は意識的に力を込めた投球で締めくくった。

 「ユニホームを着て、周りに多くの人もいたので自然と腕を振れた。あそこまで投げられたのは順調で良かった」。共同電などによれば、田中は納得の表情で語った。メジャー3年目ともなると慣れたもので、早出からブルペン、サブグラウンドと移動しつつ一人で黙々とメニューをこなし、「緊張感はあんまりない。それがこっち(米国)の感じなのかな、と思う」と余裕も見せた。

 球団地元紙NYポスト(電子版)によれば、ジラルディ監督は練習後の田中と会話を交わし、「ブルペンには満足している。彼自身の感触が知りたかったが、『いい感じだ』と言っていた」とうなずいた。

 右肘手術の影響で、オフからブルペン入りする例年よりはスロー調整だ。首脳陣も、急ぎ過ぎだけは避けるよう右腕に指示している。「一番は投球フォームを安定させること。しっかり投げていかないといけない段階」と田中。目標とするシーズン200イニング投球に向け、順風の船出となった。

 

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