こんにちは。ライターのヨッピーです。
ただいま朝日新聞本社に来ています。左にいるのは、朝日新聞社内にある「withnews(ウィズニュース)」編集部の奥山晶二郎さんです。
アルバイト情報サービス「an」の人から、「日本の記念日にまつわるバイトを調べてほしい」と言われました。2月21日は「日刊新聞創刊の日」。ということで、なんかよくわかんないけどとりあえず朝日新聞に来てみました。
当たり前ですがみんな仕事をしていますね。
「一人や二人くらいサボって昼寝したりゲームしたり麻雀したりする人がいるんじゃないか?」と思っていたんですが、そんな人は皆無なのでビビります。マジで忙しそう。
「みんな忙しそうだし、僕がここでスパーンと服を脱いで全裸になっても気づかないんじゃないですか?」
「絶対にやめてください」
あちこちにテレビが設置してあって、報道はリアルタイムでチェックしているらしい。
真剣なまなざしでニュースを見ながら議論していたり、ひっきりなしに通路を社員さんたちが行きかっていたり……。繰り返しますが、マジで本当に皆さん忙しそうなので、僕みたいな人間が遊び半分でお邪魔しても大丈夫なのかなと思いました。
「『美味しんぼ』の山岡さんはいつも暇そうだから、新聞記者って暇人の集まりなんだと思ってた」
「漫画と現実は違います」
そんな忙しそうな人たちをかきわけるようにして、今回お邪魔したのがこちら!朝日新聞社内にある「withnews」編集部です!
「withnews」は朝日新聞が運営するネットメディアで、現役の新聞記者が記事を書いていることでおなじみ。読者が「○○について調べてほしい」という依頼をかけると、記者が実際に調べて報告してくれる「フカボリリクエスト」というサービスもある。
2015年12月の月間PVは3200万PV、開設から1年半で急成長中のメディアなのだ。
そんなわけで、今回は新聞記者というお仕事や新聞社でのバイトの話、さらに「新聞社ってそのうちつぶれそうな気がするけど、これからどうするの?」っていう、マジで書いていいのか悪いのかわからないようなことを伺いたいと思います!
新聞社での
アルバイトって?
こちらが「withnews」編集部アルバイトスタッフの斉藤さん。
「初めまして、斉藤です! もうすぐ大学を卒業するので、ここでのバイトは終わりですがよろしくお願いします!」
「えっ、学生!? ちょっと老けすぎじゃない? ちなみに斉藤さんはここでどういう仕事をしているんですか?」
「“バズチェック”って呼んでいるんですが、ネットで話題になっているネタを探す仕事ですね。TwitterやFacebookといったSNSをチェックしたり海外のサイトを読んだりします」
「おぉ、英語もできるんですね。なんでこのバイトを始めたんですか?」
「どうしてもマスコミでバイトしたかったんですよね。将来はそういう仕事に就きたくて。だからNHKでもバイトしてましたよ」
「じゃあ、卒業したら朝日新聞に?」
「いえ、朝日新聞は筆記試験で落ちました」
「勉強しろ!」
ちなみに朝日新聞の筆記試験に落ちた斉藤さんは、某大手広告代理店に内定をもらって、そちらに就職するとのこと。順風満帆じゃねぇか。
就活中の面接でも「withnews」のバイト経験が生きて、「最近気になるニュースは?」みたいな質問をされても全然困らなかったらしい。
そしてもう一人のアルバイトスタッフ・本田さんにも話を聞いてみました。
本田さんは斉藤さんと同じく大学生ですが、「withnews」編集部ではなく、編集センターという部署で働いているらしい。
「本田さんはどういうお仕事を?」
「コピーを取ったり刷りたての新聞を配ったり、備品を取ってくるとか、基本的には雑用ですね」
「どういう経緯でバイトすることになったんですか?」
「サークルの先輩の紹介です。今は普通に募集をかけていますが、昔は紹介だけだったんですよ。覚えることが多いし、バイト同士でも上下関係がめちゃくちゃ厳しいので、ここのバイトを知っている人が『こいつ、向いてそうだな』って思う人を連れて来るほうが合理的だったんじゃないかと。何も知らないで入るとミスマッチが大変なんで……」
「え? そんなに厳しいの!?」
「ミスが許されない雰囲気はありますね。『一度聞いたことは必ず一回で覚える』とか。覚えているかどうかをテストされて、間違えると反省会が始まるんですよ」
「反省会は嫌すぎる。ちなみに、この経験で身についたことってあります?」
「特にないです」
「ないのかよ」
本田さんは大学を卒業したらファッション関係の出版社で働きたいと思っているそうです。出版社での仕事もいろんな相手に気を配らなきゃならないだろうし、このバイト経験が役に立つかもしれません。