この記事は漫画喫茶を否定するものではない。
漫画喫茶に行くには何かしらのメリットや動機付けがあって、それらにある程度自分の意志が合致したときに足を運んで料金をペイするのだろうなと。そして僕はそれらの意志が薄いのだろうなということを自覚。
それを文章化してみようというわけですな。
なぜ人は漫画喫茶へ行くのか
考えられるものを挙げて所感を述べる。
漫画が読みたいから
漫画喫茶というくらいだから、漫画が読みたくて行く人が圧倒的に多いことが予想される。もし自分が「行くのであれば」この理由がメインになるだろう。自宅にないものを求めて行く、これはナチュラルなこと。
なお、現在ではブログを書くのに忙しくて漫画どころではない。が、時々、無性に行きたくなるのは間違いなく漫画の影響である。もし行ったとすれば、毎回決まって『グラップラー刃牙』シリーズを読み漁る。漫画喫茶におけるマイルーティーン。これももし自前で購入してしまうと、いよいよ漫画喫茶になど行かなくなるだろうな。
インターネットがしたいから
自宅にあるのに、わざわざお金を払ってまでインターネットをしたいとは思わない。
地元以外の人間でネットに接続する理由があるのなら十分な動機になるとは思うけど。もしくは家には同居人がいて、その人に見せられないようなブラウジングをしなければいけないとか。これを理由に愛を運ぶ人は、そういった特殊な事情が考えられるのではないか。
一家に一本のブロードバンド時代に、ここが前面に押し出されているとは思えないなぁ。
独りになりたいから
これはあるだろう。同居人(嫁でも旦那でも同棲相手でも家族でもいい)から距離を置きたい、そんな時にふらりと半個室に行って静かになりたいときもあろうね。僕が漫画喫茶に行かない最大の理由はここにある。
現在は独り暮らしであり、誰かに気を遣うことがない。漫画喫茶に行かなくとも自分らしく自由に振る舞う静かな環境があるということ。逆を言えば誰かと過ごさざるを得ない環境におかれれば、漫画喫茶の利用率が高くなるかもしれない。独りになりたい系の人は少なからずいるだろうし、かくいう僕も度の強い「独りになりたがーり」なのである。
ドリンクバーやソフトクリーム無双したいから
これだけを目的にするのであればファミレスでもいいわけだし、主たる理由にはなり得ないのかなと。「ちょっと漫画喫茶にフリードリンク楽しみに行くわ」って、はてなマーク満載のセリフだよなぁ、と。
ソフトクリーム食い放題が目的であれば、少しはわかる気がする。あれ、美味しいよね。だけど、食いすぎたら気持ち悪くなるし、血糖値もギュンギュンに上昇しちゃうからね。頻繁に行ってたら健康を簡単に損ねそう。行ったらその場所にある娯楽を全開で求めてしまうのは人の業、ならば行かぬという律し方もまた正当かなと。
イチャコラしたいから
お金も居場所もないジプシー高校生カップルあたりにありがちなパターンではなかろうか。知り合いがお勤めしている漫画喫茶の話を聞くと、こういったモラルの欠如した若い利用者があとを絶たないのだそうな。
まぁ、そら、場所も金もなかろうよ。校舎内も不健全だし、かといって屋外は別の境地が開けてしまう可能性がある。身障者用トイレなんて言うに及ばず用途が間違っているので駄目。行き場なんて無いのかもしれない。
でもねぇ...漫画喫茶はそのような場所ではないからね。残念だけども健全に過ごしてくれとしか言いようがないぞ、おじさんからは。でも、気持ちはわかるぞ、くどいようだが気持ちはわかる。
寝たいから
家がないのか出先なのかに関わらず、寝たい人はいるだろう。現在、このような客層を収益に当て込んでいる部分も否めないのでは。ホテルをとる金もない、急に滞在せざるを得なくなった、こんな迷える人たちの救いの場となるのが漫画喫茶なのではなかろうか。
個人的には、宿泊するのであればそのような目的を果たせる施設が良いな。できればシティホテル、駄目ならカプセルホテルでもいい。ネカフェや漫画喫茶って、そもそも寝ることを前提としてない。だからとても窮屈で環境が悪いと思うのだよ。朝起きたら全身がギシギシと軋み音を立てているとかさぁ。嫌だなー。
僕が行かない理由がはっきりした(あとがき)
- 漫画を読みたいとは思わない
- インターネットは家でやればいい
- いつでも独りだから独りになりたいという欲求が湧かない
- ジュースなど糖類を摂り過ぎたくない
- イチャコラする相手がいない(そもそもいれば自宅でやる)
- 自宅で寝ればいい
上記理由より、僕が漫画喫茶やネカフェへ行くことはまずないだろうという結論に達する。
記事の冒頭でこんなことを述べなくてよかった、身も蓋もないw
終わり