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モテの天才・火野正平が語る「男の色気」”プレイボーイ”に年齢は関係ない!

現代ビジネス 2月20日(土)18時1分配信

 なぜこの男は、こんなにモテるのか―。決してイケメンなわけではない。にもかかわらず女性たちは皆、彼の不思議な魅力に惹かれていく。いまだ現役の「元祖プレイボーイ」が、男女の深淵を明かす。

最高は「11股」

 結婚して、子供もいて、60歳も過ぎたんだからさ。もうちょっと落ち着いたらとも思うんだけど、何歳になっても、いいんだよなあ、恋ってのは(笑)。

 「恋」している時って力があるよね。われながらタフやなあと思う。随分前の話だけど、大本命を都内に送って、その帰りに車で青森まで走ったこともある。青函連絡船に乗って、夜中に函館に着いたら、別の娘が待ってくれてて。その姿を見た時に「ああ、生きててよかった」と思ったもんね。気づいたら700km以上走ってた。

 浮気相手のところに6週間いて「いや、犬の散歩だった」っていう言い訳をして家に帰ったっていうエピソードがなんか独り歩きしていたけど……そんなのはしょっちゅうだったよ。

 芸能界の「元祖プレイボーイ」と呼ばれる俳優・火野正平(66歳)が、自身の半生を綴った『火野正平若くなるには、時間がかかる』(講談社)を上梓。その中で、人生哲学や過去の恋愛にも触れ、話題となっている。

 火野は、子役として'62年、ドラマ『少年探偵団』(フジテレビ)でデビュー。'73年、NHK大河ドラマ『国盗り物語』の秀吉が当たり役となり、一躍注目を集める。

 最近では自転車で全国を旅する『にっぽん縦断こころ旅』(NHK・BSプレミアム)でも注目を浴びている。

 俳優の濱田岳君が俺の息子じゃないかって言われているんだよな。まあ、顔は似てるかもしれんが、俺もそういう世代になったのかと。彼のほうは気分悪いかもしれないけど、活躍してほしいわ。息子なんだから……って、そんなはずないやろ! (笑)

 唯一、俺が歳を取って60歳を境ぐらいに変わったことと言えば、ベッドに入った時、今までなら女のほうが恥ずかしがって「電気消して」って頼んできたのに、今は俺が「電気を消してやろうか」って言うようになった。それはなぜかと言うと、随分下に白髪が増えたなあと(笑)。

 染めるのを失敗してヒーヒー言ったこともある。でも、ちゃんといい年した夫婦が二人でさ、並んで染めるって仲良いじゃん(笑)。

 若い頃は、二股どころか、何股かけたか分からない。11股とか報道されたこともあった。「女の敵」「握手したら妊娠する」と言われたこともあるよ。でも、それも含めて今の自分だから。

 自著内では名前こそ出していないが、新藤恵美、望月真理子、西川峰子など、数々の女優と浮き名を流し、お茶の間を騒がせた。だが、不思議なことに、別れた女性たちの中で、火野のことを悪く言う人は一人もいない。

 口説き文句に昔よく使った手としては、「絶対にそうなるんだから、早くなったほうがいいじゃないか」っていうのがあったね。

 「そうなった後の方が楽しいんだから、早く一緒になろうよ」って。

 昔は、5~6軒は確実に「家」があったよ。「どうすんやろ。1週間では足らへんやないか」っていう。

 仕事が終わったらAに帰ろうかBに帰ろうか、Aに帰ればBがアレだし、Bに帰ればAもアレだなって思った時に「Cがあるやないか」と。そしたらA、Bに対してはもう同じやと。それにDもおるけど、たまにはEにでも行っとくかとか。これを「臨機応変」と言う(笑)。

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最終更新:2月20日(土)18時1分

現代ビジネス

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