速読は実は不可能だと科学が実証 | ライフハッカー[日本版]
速読ができれば、多忙な生活の中でも読書量を増やせると期待しないでください。それは現実世界ではほとんど超能力に近い感じがしますが、悲しいかな、最新科学によれば、不可能であることがわかっています。
これは、速読に関する科学を包括的に考察した結果導き出された結論であり、最近『Psychological Science in the Public Interest』誌に発表されました。研究チームは、信じられないほど速く文章を読めるようになると標榜しているテクニックやアプリに焦点を当てて、何十年にもわたり研究を続けてきましたが、残念ながら、そんな便利なものはないというのが結論です。
■速読が不可能な理由
多くの速読技術は人間が読むときの目の動きに費やす時間量を減らすことに焦点を置いていると言います。このやり方の問題は、目の動きは読書に使う時間の10%以内でしかなく、さらに、読み手は目の動きを止められないので、理解できなかったところに戻って読み返すことができないことです。
目の動きは無意味な時間の浪費ではなく、文章を本当に理解するために必要であることは明らかです。「最大の障害は、科学が示している通り、読み手の視界ではなく、言葉を認識して意味のある文章としてつなげていく能力なのです」と同研究は述べています。
■斜め読みなら効果的にすることは可能
この研究によると、世間に山ほどある多種多様な速読教室やアプリは、実はインチキだということになります。しかし、だからと言って、時間効率の良い読書法を学べないというわけではありません。
効率的な斜め読み、すなわち、テキストの中で情報量の多い部分を優先して読むことは、読んでいるものを深くまんべんなく理解したいときではなく、要点さえわかればいいときには効果的です。
以下、全文を読む
<この記事への反応>
いちいち頭の中で声を出して読む派の自分には、速読なんてとても無理。本読むの遅すぎる。
読書は内容を咀嚼できるまで何度も熟読玩味し、味わいを楽しむ事に意義があるんですよ。速読しても、内容は頭に入りません。( ´ー`)y-~~
速読って大体飛ばし読みで、熟読ぢゃないから。
どういう状態であれば「その本を読んだ」といえるのか?
この定義って結構難しい気がする
「何が書いてあるか」を見るだけなら心内発声を止めて行を見ていけば内容もわかるけれど、「読書体験」には程遠いんだよな……。噛まずに水で流し込む食事みたいな感じで物足りないし知識が血肉になる気がしない。
速読はありまぁす
ただし読書と速読は別物ってことなんだろうな
「噛まずに水で流し込む食事」ってのは上手い例えだなぁ
まさにそんな感じだと思う
頭のなかで声出して読むほうがいいよな
技術書なんかはまた別だろうけど
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