民主、泉氏擁立を決定　京都３区補選、自民は慎重姿勢

　宮崎謙介前衆院議員（自民党を離党）の辞職に伴う京都３区補選について、民主党京都府連は２０日、前回と前々回の衆院選で宮崎氏に敗れて比例近畿ブロックで復活当選した泉健太衆院議員を擁立することを正式に決めた。泉氏は現在５期目。この日記者団に「宮崎議員の件で失った政治への信頼を取り戻す戦いをしたい」と述べた。補選の投開票は４月２４日。

　一方、自民党は「不戦敗」を嫌う地元の京都府連が候補擁立を模索しているが、党本部は敗れた場合に夏の参院選への悪影響は避けられないなどとして、慎重な姿勢を崩していない。

　共産党は独自候補の擁立を目指しつつ、同日に実施される北海道５区補選と同様、民主党との選挙協力に含みを残している。また、おおさか維新の会は既に数人に絞り込んで面談を進めており、今月中に擁立候補を決定する方針だ。