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　自分の車を別人の名義で登録したとして、大阪府警は１９日、指定暴力団山口組ナンバー３で直系団体・極心連合会（大阪府東大阪市）の会長、橋本弘文容疑者（６９）＝同市長栄寺＝を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているかどうかは明らかにしていない。

　捜査４課によると、逮捕容疑は２０１４年９月、実際は自分が乗っている車なのに、親族が所有・使用していると偽り、大阪運輸支局に車検証の登録内容を変更させた疑い。

　暴力団排除のための業界のルールで組員は新車を購入できないため、自動車販売会社の男性に同５月に購入させ、親族名義に変えたと府警はみている。同会の組員らについても共謀したとみて逮捕状をとり、行方を追っている。

　同課によると、山口組の直系組長は、昨年８月の分裂前の７２人から５５人に減った。警察当局は分裂を機に山口組の弱体化を図るためとして直系組長を相次いで逮捕している。兵庫県警は１月以降、２件の詐欺事件に関与したとしてナンバー４の大原宏延容疑者（６９）を２度逮捕した。