【BOX】井岡、ロマゴンとの統一戦熱望

2016年2月19日6時0分  スポーツ報知
  • ミット打ちをする井岡一翔

 プロボクシングWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26)=井岡=が18日、大阪市の所属ジムで本格始動。同級のWBC王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBA・WBO統一王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦を熱望した。

 昨年4月に世界3階級制覇を達成してから、初めて井岡が“ロマゴン”らを指名した。「2人とはやりたい。この階級で最強を証明するには一番分かりやすい相手」と自ら切り出した。「どちらとやりたいか」と問われると「そりゃあ、ロマゴンでしょ」と即答した。

 両者は2012年にWBAから対戦を指示されたが、実現していない。現在、ロマゴンは44戦全勝(38KO)で、米専門誌「リングマガジン」のパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強選手)でトップにいる。4月に4度目の防衛戦を行う予定で、その後はエストラーダとの再戦を希望。井岡はラブコールを送り続けて、どちらかに振り向いてもらう必要がある。

 一翔は昨年大みそかにフアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)に11回TKO勝ちし、WBAから成績優秀名誉賞が贈られた。次戦は5月頃に上位ランカーと3度目の防衛戦を行う予定。「伝説を残したい」とロマゴンに初黒星をつけるために、さらなるレベルアップを図る。(伊井 亮一)

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