学習院大、ネット出願情報が流出
2016年2月19日9時28分 スポーツ報知
学習院大が実施した2016年度入学者用の入試で、インターネットで出願できるシステムに不具合があり、名前や生年月日、住所といった出願情報を本人以外がネット上で閲覧可能になっていたことが19日、分かった。出願者約4100人のうち86人分が、実際に第三者から閲覧された形跡があったという。
学習院大によると、外部から閲覧可能になっていたのは、ネットでの出願が始まった1月5日から14日まで。本来はパスワードで保護されているが、個人情報にリンクするURLの番号を変えると、別の出願者の情報を見られるようになっていた。受験生からの指摘を受け、不具合を修正した。閲覧された個人情報の不正使用は確認されていないという。
閲覧可能になっていたのは、名前などのほか、出身校や卒業年月、出願した学部学科などの情報も含まれていた。クレジットカード番号などは別システムで管理し、閲覧されていない。
学習院大は第三者に閲覧された可能性のある86人に対し、個別に連絡して謝罪した。