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新しいリラクゼーションアートのゼンタングルって何?
日本ではあまりまだ聞き慣れないこのアートが今、世界で話題になっています
この「ゼンタングル」とは「Zen(禅)」と「Tangle(絡まる)」でできた造語です。ペンのみを使って簡単なかたちのパターンを組み合わせて繰り返し描くだけで、繊細で緻密な絵を完成させることが出来ます
これは、「禅」の精神世界をとり入れていて、瞑想やヨガのようにリラクゼーション効果を得られるものとしてアメリカで考案されました。絵心がなくても気軽に始められるのが特徴で、手先が器用でなくても綺麗な模様や絵を描くことができます。今では欧州をはじめ世界中で認知され人気が広がっています
絵心不要!だれでも簡単に描けるゼンタングルのはじめかた
ゼンタングルのはじめかたとルール
ゼンタングルは絵心がなくても気軽に始められます。絵に関して全くの初心者でもなんら問題ありません
必要な物は、紙とペンや鉛筆が1本だけ。他にはなにも要りません
緻密なパターンを描きますので細いペンが良いでしょう。ちなみに、ボールペンならおすすめはコレです。細くてかすれないので綺麗に描けるでしょう
三菱鉛筆 ゲルボールペン ユニボールシグノ 極細0.38mmボール UM-151 黒 24
消しゴムは要らないの?と思ってしまいますが、消しゴムは要りません。というより用意してはいけません
ゼンタングルの書き方に決まり事というものはあまりありませんが、一つだけ守らなければならないルールがあります。それは「描いた線を消してはいけない」ということです
ですので、線を消せるものは不要です。なぜ消してはいけないのかは後ろで説明しています。
ゼンタングルを描く方法
ゼンタングルは細いペンを使用した線画です。さまざまな細かなパターンを並べて描くことで美しい絵画を描くことが出来ます
ゼンタングルの描き方に決まりや定形はありません。自由に心の思うままに線を描きます
出来上がった作品には上下左右はないものとして考えます。どの方向からでも見られるものであり、描くときにも上下左右を考えずに紙を回したりしながら描いても良いです
自由な発想でパターンを考え、あとはそれを好きなだけ並べて描くだけです
もし綺麗な円を描きたくなったのならコンパスを用意してもよいですし、直線を引きたければ定規を用意します。もちろん、それら道具を使わない線を描きたければフリーハンドで描けば良いでしょう
細部のパターンから描き始めても良いですし大枠のアウトラインから描き始めても構いません
どういったパターンを描けばわからない人は他者の描いた作品を見てパターンを真似るのもおすすめです。描いている途中でオリジナルな発想が生まれてくることもあるでしょう
もしも、線を間違ってしまったなと思った時は、それをうまく活かしたパターンにしてしまいましょう
色ペンで描くのも楽しいです。好きな色で描いたり、白い紙を色紙に変えるのも趣が変わってオススメです
大事なポイントは自由であることです。重視すべきは美しさや完成度よりもリラクゼーション効果だと個人的には思っています
ゼンタングルの瞑想的リラクゼーション効果
出来上がった作品は美しいアートとして楽しめるのはもちろんのことですが
なによりも、描くことでリラクゼーション効果を得られることが大きなメリットです
細かい線を緻密に描いているとき、無心で没頭することができます。これがリラックス効果を生み出します。
その点でゼンタングルは、例えるならば誰でも簡単に出来る、写経のアート版と呼ぶことが出来ます
細かい線を描くことに没頭することで無心になり、深い集中状態へと移行する事ができます
無心になった脳内では、ベータ・エンドルフィンという脳内物質が分泌されています
ベータ・エンドルフィンは心や体にさまざまな効果を生み出します
まず幸福感を感じさせます
そして集中力を高める効果があります。それだけではなく想像力、記憶力の向上にも作用します
アンチエイジングにも効果があります。老化の原因にもなる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を促します。また体の免疫力を高める効果もあります
ゼンタングルは自身をポジティブな精神へと導いていきます
それは線を消せる道具を使わないことにあります。失敗だと思ったものを活かし、良い方向へもっていくことはとてもポジティブなことです
ポジティブな作業を繰り返すゼンタングルは、自己を肯定することの繰り返しです
無心になることができ自己肯定の効果を持つゼンタングルは、とても優れたリラクゼーション方法といえます
ペン1本とノートのすみっこからでも始めることができるゼンタングル、ぜひ試してみてください。頭がスッキリ、ストレス解消、リラックス間違いなしです
はじめてのゼンタングル
描き込んで楽しむ ゼンタングル
下にいくつかの作品を紹介します。もちろん最初からこんな美しい物を描くことは難しいでしょうがそんなことは二の次です。まずは描いてみてください