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【サッカー】

Cロナが“内弁慶返上弾” レアル、8強へ大きく前進

2016年2月19日 紙面から

1回戦のローマ戦で、ロナルド(7)らと抱き合い、ゴールを喜ぶレアル・マドリードのジダン監督(右)=ローマで(AP・共同)

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◇欧州CL<決勝T第1戦第1試合> レアル2−0ローマ

 【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は17日、16強による決勝トーメント1回戦の第1戦2試合を行い、2季ぶり11度目の優勝を目指すレアル・マドリード(スペイン)は敵地でのローマ(イタリア)戦に2−0で先勝。ウォルフスブルク(ドイツ)もアウェーながらヘント(ベルギー)に3−2で勝利し、ベスト8入りに前進した。両カードの第2戦は来月8日に行われる。

 何度も攻め込まれて苦しみながら何とか跳ね返し、無失点でしのぎ続けたレアル・マドリード。そんな劣勢の中で迎えた後半12分だった。左サイドでDFマルセロが縦へスルーパスを出すと、FWロナルドがこれに呼応してローマDF陣裏のスペースへ抜け出す。左足で切り返し、一瞬にしてマークを外してシュートコースをつくると、右足を一閃(いっせん)。ゴール右上に先制弾を突き刺した。

 試合前日会見でロナルドは、報道陣から「最近アウェーでゴールを決めていないが?」と聞かれてぶち切れ、「じゃあ僕よりアウェーでゴールを決めているのは誰だ?」と途中退席した。実際、昨年11月29日のリーグ戦・エイバル戦以来、敵地で得点していなかったからだ。痛いところを突かれたが、常に強気で傲慢(ごうまん)でさえあるロナルドは「どうだ。見たか」と言わんばかりに結果を出し、批判を封じ込めた。

 レアルは同41分にも途中出場のFWヘセが追加点。敵地で2得点を奪い、8強へ大きく前進した。欧州CLを初めて指揮したジダン監督は「内容と結果に満足している。最近のアウェー戦で最もいい試合をした。みんながクリスティアノ(ロナルド)のゴールに期待し、彼はそれに応えた。無失点で(第2戦を)ホームで戦える。これがとても重要だ」と穏やかな笑みを浮かべつつ試合を振り返った。

 

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