墓地に女性遺体 男女を殺人容疑などで再逮捕

2月20日 10時31分

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去年、東京・新宿区の女性が神奈川県内の墓地で遺体で見つかった事件で、警視庁は死体遺棄の罪で有罪判決を受けた元交際相手が、女性の首を絞めて殺害したとして殺人の疑いで、その知り合いの女を殺人のほう助の疑いで、それぞれ再逮捕しました。調べに対しいずれも容疑を否認しているということです。

再逮捕されたのは、東京・渋谷区の佐藤一麿容疑者（３０）と、静岡県富士市の秋山智咲容疑者（２４）です。
去年６月、東京・新宿区の阿部由香利さん（当時２５）の遺体が、相模原市の墓地に遺棄されているのが見つかり、元交際相手の佐藤容疑者とその知り合いの秋山容疑者が死体遺棄の罪で起訴され、佐藤容疑者は執行猶予のついた有罪判決が確定しています。
これまでの調べで、２人は３年前の７月に墓地に遺棄したとみられ、警視庁は阿部さんが死亡したいきさつを捜査していました。その結果、遺棄の１か月前の平成２５年６月、阿部さんが住んでいた新宿区のマンションの部屋で、佐藤容疑者が首を絞めて殺害したとして、殺人の疑いで再逮捕しました。
また、市販の睡眠薬を購入するなどして殺害を手助けしたとして、秋山容疑者を殺人のほう助の疑いで再逮捕しました。
警視庁によりますと、２人は阿部さんに睡眠薬を飲ませたうえで首を絞めたということで、警視庁は事件の動機やいきさつを捜査しています。
警視庁によりますと、調べに対し２人は容疑を否認し、佐藤容疑者は「私はやっていません」と供述し、秋山容疑者は「頼まれて睡眠薬は買ったが、目的は聞いていません」と供述しているということです。
一方、阿部さんの長男は、１歳５か月だった平成１９年以降、行方が分からなくなっていて、警視庁は佐藤容疑者からも事情を聴いて行方を捜査することにしています。